銀行で口座が作れなくなる?2027年4月のICチップ義務化、今から準備する方法

  • 公開日:2026/1/2
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銀行で口座が作れなくなる?2027年4月のICチップ義務化、今から準備する方法

最近、「口座が犯罪に使われた」「本人確認が通らない」といった話を聞いて不安になっていませんか?実は、こうした背景には偽造身分証を使った”なりすまし口座”の悪用があり、詐欺グループが不正に開設した口座を振り込め詐欺や還付金詐欺に利用するケースが後を絶ちません。

2025年12月4日、警察庁が重要な発表を行いました。2027年4月から、銀行窓口などでの本人確認が大きく変わる見込みです。具体的には、ICチップ付きの身分証明書(マイナンバーカードや新しい運転免許証)の読み取りを重視する方針が示されました。この変更は犯罪収益移転防止法の施行規則改正案に基づくもので、偽造身分証を使った不正な口座開設を防ぐことが目的です。

この記事では、2027年4月に予定されている銀行窓口の本人確認厳格化について、初心者の方やシニアの方にもわかりやすく解説します。「ICチップって何?」「マイナンバーカードを持っていないけど大丈夫?」という不安にお答えします。また、この制度変更に便乗した詐欺電話やSMS詐欺にも注意が必要です。

💡 ICチップは「身分証の中の電子金庫」

ICチップは、身分証明書の中に埋め込まれた小さな電子部品です。まるで「電子金庫」のようなもので、あなたの名前、住所、顔写真などの情報が安全に保管されています。窓口の機械でこのICチップを読み取ることで、「本物の身分証か」「偽造されていないか」を瞬時に確認できます。紙の身分証だけでは偽造されやすいため、電子金庫(ICチップ)で二重に確認する仕組みです。

この記事を読めば、今から何を準備すればいいか、どこで手続きをすればいいか、そして詐欺に騙されないための注意点がわかります。(専門知識は不要です!)

注:本人確認の方法は金融機関によって異なる場合があります。この記事では2025年12月時点の警察庁発表に基づく一般的な情報を扱っていますが、実際の手続きについては各金融機関にご確認ください。

⚠️ 重要:2027年4月までに準備が必要です

この制度変更は2027年4月に施行予定です。期限まで時間はありますが、マイナンバーカードの発行には1~2か月程度かかることがあります。また、自治体の窓口が混雑する可能性もあるため、早めの準備をおすすめします。


2027年4月から何が変わるの?銀行窓口の本人確認が厳格化される背景

まず、なぜ銀行窓口の本人確認が厳格化されるのか、その背景を確認しましょう。

なりすまし口座が犯罪に悪用されている現状

現在、偽造された身分証明書を使って不正に開設された銀行口座が、振り込め詐欺や還付金詐欺などの犯罪に悪用されています。詐欺グループは以下のような手口で口座を入手します:

  • 他人の身分証を偽造して銀行で口座を開設
  • 「口座を売ってくれたら報酬を払う」と誘い、口座を買い取る(口座売買)
  • フィッシングサイトやSMSで個人情報を盗み、なりすまして口座開設

こうして入手した口座は、詐欺の振込先として使われ、被害者のお金がこの口座に振り込まれます。警察庁は、こうした犯罪インフラの根絶を目指し、本人確認の厳格化を進めています。

これまでの本人確認方法の問題点

これまで銀行で口座を開設する際は、以下のような方法で本人確認が行われていました:

  • 運転免許証や健康保険証を窓口に提示
  • 窓口の担当者が目で確認
  • コピーを取って保管

この方法は手軽でしたが、偽造された身分証明書を見抜くのが難しいという問題がありました。精巧な偽造技術により、担当者が目視で確認するだけでは本物と見分けがつかないケースが増えています。

2027年4月からの新しい方針

警察庁は、犯罪収益移転防止法(犯罪によるお金の流れを防ぐための法律)の施行規則改正案を公表し、2027年4月から以下の方針を導入する予定です:

✅ 2027年4月からの新方針(予定)

  • ICチップ付きの身分証明書を推奨(マイナンバーカード、新しい運転免許証)
  • 窓口の機械でICチップを読み取る手法の重視
  • コピーや画像のみでの確認は縮小される見込み
  • ICチップ非搭載の身分証では口座開設が難しくなる可能性

つまり、「ICチップが入っていない古い身分証明書」では、銀行窓口で新しい口座を作れなくなる可能性があるということです。ただし、金融機関によって運用方法が異なる場合があるため、詳しくは各金融機関にお問い合わせください。

💡 新しい本人確認は「自動改札機」のようなもの

これまでの本人確認は、駅員さんが切符を目で見て確認する「有人改札」のようなものでした。しかし、偽造切符を見抜くのは難しいですよね。新しい本人確認は、ICカード(Suica、PASMO等)を読み取る「自動改札機」のようなものです。ICチップの情報を機械が瞬時に読み取り、「本物か偽物か」を正確に判定します。人の目では見抜けない偽造も、機械なら確実に防げるのです。


ICチップって何?どの身分証に入っているの?

「ICチップ」という言葉を聞いて、「難しそう…」と感じた方もいるかもしれません。でも、実はとてもシンプルな仕組みです。

ICチップとは

ICチップ(集積回路チップ)は、身分証明書の中に埋め込まれた小さな電子部品です。カードの表面をよく見ると、金色の小さな四角いマーク(接点)が見えることがあります。これがICチップです。

ICチップの中には、以下のような情報が電子的に保存されています:

  • 氏名
  • 生年月日
  • 住所
  • 顔写真のデータ
  • その他の本人情報

窓口の機械でこのICチップを読み取ることで、「本物の身分証か」「情報が改ざんされていないか」を正確に確認できます。

ICチップが入っている身分証明書

2027年4月以降、銀行窓口で推奨される主な身分証明書は以下の通りです:

✅ マイナンバーカード

すべてのマイナンバーカードにICチップが搭載されています。顔写真付きで、本人確認に最適です。まだ持っていない方は、これを機に取得することをおすすめします。

✅ 新しい運転免許証(ICチップ付き)

2007年から全国で段階的にICチップ搭載が開始され、2010年にすべての地域で導入が完了しました。この時期以降に発行された運転免許証にはICチップが確実に搭載されています。ただし、2006年以前に発行された古い免許証にはICチップが入っていません。お手持ちの免許証の交付年月日を確認しましょう。

⚠️ 使えなくなる可能性がある身分証明書

以下の身分証明書は、ICチップが入っていないため、2027年4月以降は銀行窓口での本人確認に使えなくなる可能性があります:

  • 健康保険証(紙・カード型ともにICチップなし)
  • 古い運転免許証(2006年以前に発行されたもの)
  • パスポート(機械読み取り式でない古いもの)
  • 住民基本台帳カード(新規発行は2015年12月28日に終了。有効期限は最長10年のため、2025年12月28日に完全失効します。本記事執筆時点で有効期限が極めて近いため、お持ちの方は早急にICチップ付き身分証への切り替えが必要です)

マイナンバーカードを持っていない場合、どうすればいい?

「マイナンバーカードを作っていない」という方も多いと思います。でも、大丈夫です。今から準備すれば間に合います。

マイナンバーカードの取得方法

マイナンバーカードは、以下の手順で取得できます:

ステップ1: 申請する(郵送、オンライン、証明写真機、または自治体窓口)
ステップ2: 交付通知書が届く(通常1~2か月後)
ステップ3: 自治体窓口でカードを受け取る(本人確認と暗証番号設定)

① 申請方法

マイナンバーカードの申請方法は、以下の4つから選べます:

  • 郵送申請:申請書(通知カードと一緒に届いたもの)に顔写真を貼って郵送
  • オンライン申請:スマートフォンやパソコンから申請(デジタル庁のサイトを利用)
  • 証明写真機:対応する証明写真機(駅やショッピングモール等)で申請
  • 自治体窓口:市区町村の窓口で直接申請

初めての方や不安な方は、自治体窓口での申請がおすすめです。職員の方が丁寧にサポートしてくれます。

💡 マイナンバーカード申請は「図書館カードを作る」ようなもの

マイナンバーカードの申請は、図書館で図書館カードを作るのと似ています。申請書に名前や住所を書いて、顔写真を添えて提出します。その後、カードができあがったら窓口で受け取ります。難しい手続きではなく、「登録して、受け取る」という流れです。初めての方でも、窓口の職員さんがサポートしてくれるので安心です。

② 交付通知書が届く

申請後、通常1~2か月程度で、自宅に「交付通知書」というハガキが届きます(申請時期や自治体により変動する場合があります)。これは「カードができましたので、受け取りに来てください」というお知らせです。

③ 自治体窓口でカードを受け取る

交付通知書を持って、指定された市区町村の窓口に行きます。窓口では以下のことを行います:

  • 本人確認(免許証や健康保険証などを提示)
  • 暗証番号の設定(数字4桁など)
  • カードの受け取り

注意:カードの受け取りは必ず本人が窓口に行く必要があります(代理人による受け取りは原則不可)。交付通知書を紛失した場合は、市区町村窓口に事前連絡し、再発行申請が必要です。

✅ マイナンバーカード受け取り時の持ち物

  • 交付通知書(届いたハガキ)
  • 通知カード(持っている場合)
  • 本人確認書類(運転免許証、健康保険証など)
  • 住民基本台帳カード(持っている場合)

運転免許証を持っている場合は?ICチップの確認方法

すでに運転免許証を持っている方は、「自分の免許証にICチップが入っているか」を確認しましょう。

ICチップの確認方法

運転免許証にICチップが入っているかは、以下の方法で確認できます:

  • 交付年月日を確認:2007年から全国で段階的にICチップ搭載が開始され、2010年にすべての地域で導入が完了しました。免許証の表面に記載されている「交付年月日」を確認してください。2010年以降に発行された免許証であれば、ICチップが確実に搭載されています。
  • ICチップのマークを確認:免許証の表面に「IC」というマークや、金色の接点が見える場合、ICチップが搭載されています。

もし2006年以前に発行された古い免許証を使っている場合、ICチップが搭載されていません。

古い免許証の場合、どうすればいい?

古い免許証(ICチップなし)をお持ちの場合、以下の選択肢があります:

① 免許証の更新を待つ

次回の免許証更新のタイミングで、新しいICチップ付き免許証が発行されます。更新時期が2027年4月より前であれば、そのタイミングで新しい免許証を取得できます。

② マイナンバーカードを取得する

免許証の更新時期が2027年4月より後の場合、または免許証を持っていない場合は、マイナンバーカードを取得しておくと安心です。

注意:運転免許証の有効期限が2027年4月より後の場合、更新まで待つと新しいルールに間に合わない可能性があります。その場合は、2027年4月までにマイナンバーカードの取得を検討しましょう。


「今すぐ準備しなくても大丈夫」と思っていませんか?放置のリスク

「2027年4月まで時間があるから、まだ大丈夫」と思っている方もいるかもしれません。しかし、放置すると以下のリスクがあります:

⚠️ 放置した場合のリスク

  • 銀行窓口で新しい口座が開設できない可能性:急に口座が必要になった時、ICチップ付き身分証がないと手続きができない場合があります。
  • 窓口が混雑する可能性:施行直前になると、マイナンバーカードの申請が殺到し、窓口が混雑したり、発行までに通常よりも長い時間がかかる可能性があります。
  • その他の手続きでも不便に:今後、他の行政手続きや民間サービスでもICチップ付き身分証が必要になる場面が増える可能性があります。
  • 住民基本台帳カードの期限切れ:住民基本台帳カードをお持ちの方は、2025年12月28日で有効期限が完全に失効します。本記事執筆時点(2025年12月中旬)で期限が極めて近いため、早急な対応が必要です。

早めに準備しておくことで、こうしたリスクを避けられます。

💡 早めの準備は「台風前の備蓄」のようなもの

早めに身分証を準備することは、台風が来る前に食料や水を備蓄するのと似ています。「まだ大丈夫」と思って放置すると、いざ台風が来た時にスーパーが混雑して何も買えません。今のうちに準備しておけば、いざという時に慌てずに済みます。マイナンバーカードも同じで、施行直前になると窓口が混雑します。余裕のある今のうちに準備しておきましょう。


制度変更に便乗した詐欺電話・SMS詐欺に注意!

残念ながら、こうした制度変更のタイミングを狙った詐欺が増える傾向にあります。以下のような手口に注意してください:

⚠️ 詐欺の典型的な手口

  • 「口座が凍結される」という電話やSMS:銀行や警察を名乗り、「新しい本人確認制度で口座が凍結される」と脅し、暗証番号やカード情報を聞き出そうとします。
  • 「本人確認の手続きが必要」というフィッシングサイト:SMSやメールで「本人確認が必要です」というメッセージを送り、偽のウェブサイトに誘導して個人情報を入力させます。
  • 「今すぐ暗証番号を」という電話:市役所や銀行を名乗り、「マイナンバーカードの暗証番号を確認したい」と電話をかけてきます。絶対に教えてはいけません。
  • 「SMSのURLを開いて」という指示:本物の金融機関は、SMSで個人情報入力を求めるURLを送ることはほとんどありません。

詐欺を見抜くポイント

以下のポイントを押さえておけば、詐欺を見抜きやすくなります:

  • 銀行や役所は電話で暗証番号を聞かない:本物の金融機関や行政機関は、電話で暗証番号や口座情報を聞くことは絶対にありません。
  • SMS・メールのURLは開かない:不審なSMSやメールに記載されたURLは開かず、公式サイトを自分で検索してアクセスしましょう。
  • 「今すぐ」「緊急」という言葉に注意:詐欺師は焦らせて冷静な判断を奪おうとします。落ち着いて、家族や警察に相談しましょう。
  • 知らない番号からの電話は慎重に:184(発信者番号非通知)や、見覚えのない番号からの電話には特に注意が必要です。

不審な電話やSMSを受け取ったら、すぐに警察(#9110)や消費者ホットライン(188)に相談してください。


スマホでの申請が不安な方へ:つまずきやすいポイントと対処法

「マイナンバーカードをオンラインで申請したいけど、スマホやパソコンの操作が不安…」という方もいらっしゃると思います。ここでは、スマホでの申請でつまずきやすいポイントと、その対処法を紹介します。

つまずきやすいポイント①:顔写真の撮影

オンライン申請では、スマホで撮影した顔写真をアップロードする必要があります。以下の点に注意しましょう:

  • 明るい場所で撮影:顔がはっきり見えるよう、明るい場所で撮影しましょう。逆光は避けてください。
  • 背景はシンプルに:白や淡色の壁を背景にすると良いです。背景に人や物が写り込まないように注意。
  • 正面を向いて無表情:証明写真と同じように、正面を向いて無表情で撮影します。帽子やサングラスは外しましょう。
  • 画質に注意:ぼやけた写真は受理されない場合があります。スマホのカメラの設定を確認しましょう。

不安な場合は、証明写真機(駅やショッピングモール等)で撮影することもできます。

つまずきやすいポイント②:申請IDや暗証番号の管理

申請時に発行される申請IDや、カード受け取り時に設定する暗証番号は、忘れないようにメモしておきましょう:

  • 申請IDはメモして保管:申請後に発行されるIDは、申請状況の確認に必要です。スクリーンショットやメモで保管しましょう。
  • 暗証番号は覚えやすく、でも推測されにくいものに:生年月日や電話番号など、推測されやすい番号は避けましょう。
  • 紙に書いて保管する場合は安全な場所に:財布や免許証と一緒に保管すると、紛失時に悪用されるリスクがあります。

つまずきやすいポイント③:交付通知書の管理

申請後1~2か月で届く交付通知書は、カード受け取りに必ず必要です:

  • 届いたらすぐに確認:ハガキが届いたら、受取期限や受取場所を確認しましょう。
  • 紛失しないように保管:重要書類と一緒に、目立つ場所に保管しておきましょう。
  • 紛失した場合は市区町村窓口に連絡:再発行が可能ですが、手続きに時間がかかる場合があります。

つまずきやすいポイント④:詐欺サイトに注意

マイナンバーカードの申請を装った詐欺サイト(フィッシングサイト)が存在します。以下の点に注意してください:

  • 公式サイトから申請:デジタル庁の公式サイト(マイナンバーカード総合サイト)から申請しましょう。検索結果の広告リンクは避け、公式URLを確認してください。
  • URLを確認:公式サイトのURLは「https://www.kojinbango-card.go.jp/」です。似たようなURLの偽サイトに注意。
  • SMS・メールのリンクは開かない:「マイナンバーカードの申請が必要です」というSMSやメールが届いても、リンクは開かず、自分で公式サイトを検索してアクセスしましょう。

不安な場合は、自治体窓口で職員のサポートを受けながら申請することをおすすめします。対面でのサポートなら、詐欺の心配もなく安心です。


よくある質問:マイナンバーカードと銀行窓口の本人確認について

マイナンバーカードを作らなくても、銀行口座は持てますか?

既に持っている銀行口座は、そのまま使い続けられます。今回の制度変更は、2027年4月以降に新しく口座を開設する場合に適用される予定です。既存の口座には影響ありません。

健康保険証では口座を作れなくなるのですか?

健康保険証にはICチップが搭載されていないため、2027年4月以降は銀行窓口での本人確認に使えなくなる可能性があります。ただし、オンラインバンキング(インターネットでの口座開設)など、別の方法で口座開設できる場合もあります。詳しくは各金融機関にお問い合わせください。

マイナンバーカードの発行にお金はかかりますか?

マイナンバーカードの発行は無料です。ただし、顔写真を証明写真機で撮影する場合は、撮影料金(数百円程度)がかかります。

マイナンバーカードを紛失したら、どうすればいいですか?

マイナンバーカードを紛失した場合は、すぐに以下の対応をしてください:

  • コールセンターに連絡:マイナンバー総合フリーダイヤル(0120-95-0178)に電話し、カードの一時停止を依頼
  • 警察に届け出:最寄りの警察署または交番に遺失届を提出
  • 再発行の手続き:市区町村の窓口で再発行の申請

再発行には手数料(自治体により異なりますが、1,000円程度が一般的)がかかる場合があります。

2027年4月より前に口座を作れば、マイナンバーカードは不要ですか?

その通りです。2027年4月より前であれば、現在のルール(健康保険証や古い免許証でも可能な場合がある)で口座を開設できる可能性があります。ただし、今後の行政手続きや民間サービスでもICチップ付き身分証が必要になる場面が増えると予想されるため、早めに取得しておくことをおすすめします。


まとめ:2027年4月の銀行窓口ICチップ義務化、今から準備を

この記事では、2027年4月から予定されている銀行窓口の本人確認厳格化(ICチップ読み取りの重視)について、初心者の方やシニアの方にもわかりやすく解説しました:

  • なぜ本人確認が厳格化されるのか:偽造身分証を使った不正な口座開設が、振り込め詐欺や還付金詐欺などの犯罪インフラとして悪用されているため、警察庁は本人確認の厳格化を進めています。

    2027年4月からICチップ付き身分証(マイナンバーカード、新しい運転免許証)の読み取りが重視される予定です。

  • ICチップとは:身分証の中に埋め込まれた小さな電子部品で、本人情報が安全に保管されています。機械で読み取ることで、「本物か偽物か」を正確に判定できます。

    まるで「電子金庫」や「自動改札機」のような仕組みです。

  • マイナンバーカードの取得方法:郵送、オンライン、証明写真機、または自治体窓口で申請できます。通常1~2か月後に交付通知書が届き、窓口で受け取ります。

    初めての方は、自治体窓口での申請がおすすめです。

  • 運転免許証のICチップ確認:2007年から全国で段階的に導入が開始され、2010年にすべての地域で完了しました。この時期以降に発行された免許証にはICチップが確実に搭載されています。2006年以前に発行された古い免許証の場合は、更新のタイミングで新しい免許証を取得するか、マイナンバーカードを準備しましょう。
  • 放置のリスク:2027年4月以降、ICチップ付き身分証がないと銀行窓口で新しい口座を開設できなくなる可能性があります。また、施行直前は窓口が混雑する可能性もあるため、早めの準備が大切です。
  • 詐欺に注意:制度変更に便乗した詐欺電話やSMS詐欺が増える可能性があります。「口座が凍結される」「暗証番号を教えて」といった電話やメッセージは詐欺です。不審な連絡を受けたら、警察(#9110)や消費者ホットライン(188)に相談しましょう。
  • 住民基本台帳カードの期限に注意:住民基本台帳カードをお持ちの方は、2025年12月28日で有効期限が完全に失効します。本記事執筆時点で期限が極めて近いため、早急にICチップ付き身分証への切り替えが必要です。また、期限切れのカードを「使える」と偽る詐欺にも注意してください。

2027年4月まで時間はありますが、マイナンバーカードの発行には1~2か月程度かかります。また、施行直前になると窓口が混雑する可能性もあるため、今のうちに余裕を持って準備することをおすすめします。

もし一人で申請するのが不安な場合は、市区町村の窓口で職員のサポートを受けながら手続きを進めることができます。スマホでの申請でつまずいた場合も、窓口で相談すれば丁寧に対応してもらえます。

今から準備しておけば、2027年4月以降も安心して銀行窓口を利用できます。また、詐欺電話やSMS詐欺にも十分注意し、不審な連絡を受けたら迷わず警察や消費者ホットラインに相談してください。ぜひこの機会に、ICチップ付き身分証の準備と、詐欺対策の知識を身につけてみてください。

関連情報:迷惑電話や詐欺電話への対策については、184data(非通知拒否設定)や186番(番号通知)の活用、着信拒否設定など、スマホでできる防犯対策も合わせて確認しておくと安心です。

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