知らない電話番号の正体を徹底調査:安全対策と迷惑電話特定ガイド 📞 この記事で分かること 知らない電話番号を安全に調べる方法 迷惑電話と正当な連絡の見分け方 緊急時対応が必要な3桁番号の識別方法 公的サービスを活用した相談・対策テクニック 効果的な安全対策とブロック設定 🔍 知らない番号からの着信:最初にすべき安全確認 ⚡ 緊急性の判断が最優先 調べて…
電話番号偽装詐欺とは?警察署・銀行の番号で着信する手口と対策
- 公開日:2026/3/9
- 最終更新日:
- 防犯
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実在する警察署や銀行の番号が着信画面に表示されると、「本物からの電話だ」と信じてしまいがちです。ですが近年は、表示される電話番号そのものを偽装する「電話番号スプーフィング詐欺」が確認されており、番号だけで安全とは判断できません。
- 警察署や銀行の本物の番号で着信する詐欺が起こる理由
- 着信番号ではなく会話内容で危険を見分けるポイント
- iPhone・Android・警察庁推奨アプリでできる対策
こんな方におすすめの記事です
- 電話帳に登録された番号からの着信は安全だと思っている方
- 警察署や銀行の番号から電話が来て不安になった方
- 家族の詐欺対策として、スマホでできる防犯設定を知りたい方
本記事では、電話番号偽装詐欺の仕組みと、警察署・銀行の番号で着信しても安心できない理由、そしてスマホでできる対策をわかりやすく整理します。(専門知識は不要です!)
注:警察庁は、警察官が電話で「あなたが捜査対象になっている」などと伝えることはないと注意喚起しています。お金・暗証番号・認証コードの話が出たら、相手が誰を名乗っていても一旦電話を切って確認してください。
💡 電話番号スプーフィングは「差出人表示だけ本物に見せた手紙」のようなもの
電話番号スプーフィングは、封筒の差出人欄だけを本物そっくりに見せた手紙に似ています。封筒に警察署や銀行の名前が書かれていても、中身まで本物とは限りません。電話でも同じで、画面に出る番号が本物に見えても、相手の正体まで保証してくれるわけではありません。
電話番号が本物でも安心できない理由
結論から言うと、着信画面に出た番号だけでは発信元を確認できません。
警察庁は2025年3月、「警察官をかたる特殊詐欺の犯人が、実在する警察署等の電話番号を偽装して表示させる手口を確認した」と公表しました。注意喚起の内容は警察庁の注意喚起ページで確認できます。
さらに、2025年上半期の警察庁発表では、ニセ警察詐欺の認知件数は4,737件、被害額は389.3億円でした。若い世代にも被害が広がっており、「高齢者だけの問題」とは言えません。統計の詳細は警察庁の公表資料で確認できます。
⚠️ 着信画面の番号だけで本人確認しないでください
警察署の代表番号、銀行の問い合わせ番号、電話帳に登録済みの番号が表示されても、それだけで本物とは限りません。警察庁は、相手が示した番号には決して折り返さず、電話を切って相談窓口に確認するよう案内しています。
大切なのは、「番号が一致するか」ではなく「会話の内容が不自然ではないか」を見ることです。着信表示は判断材料の一つにすぎず、本人確認の決め手にはなりません。
電話番号スプーフィングはなぜ起きる?仕組みを最低限で理解する
電話番号スプーフィングとは、着信画面の発信者番号を偽装して本物に見せる手口です。
電話番号スプーフィングとは、着信時に相手の番号として表示される情報を偽装する手口です。技術的な細部まで理解しなくても、表示された番号と実際の発信元が一致しないことがある、という点を押さえておけば十分です。
一般社団法人電気通信事業者協会(TCA)も、実在する発信者番号を偽装した着信への対策を案内しています。制度の背景はTCAの案内、利用者向けの基本対策は発信者電話番号が偽装されて着信する通話についてで確認できます。
犯人が警察署や銀行の番号を使いたがるのは、多くの人が「見覚えのある番号=安全」と感じやすいからです。和歌山県警は、スプーフィングでは「+」から始まる国際電話番号がよく使われ、電話帳に登録済みなら登録名が表示されることもあると案内しています。具体例は和歌山県警の注意資料で確認できます。
危険な考え方
「本物の番号が表示されたから安心」「電話帳に登録してあるから出ても大丈夫」と、番号だけで判断してしまうことです。
安全な考え方
「番号は偽装されることがある」と考え、会話の内容や要求内容に不自然さがないかで判断することです。
見分けるポイントは番号ではなく会話内容
見分けるときは、着信表示よりも「相手が何を求めてくるか」を確認してください。
電話番号偽装詐欺を見分けるうえで重要なのは、着信表示よりも何を求めてくるかです。たとえば次のような話が出たら、かなり危険です。
- 「あなたの口座が犯罪に使われています」
- 「このままだと逮捕される可能性があります」
- 「今すぐ送金してください」
- 「暗証番号やワンタイムパスワードを確認させてください」
- 「このあとSNSやメッセージアプリで連絡します」
警視庁は、着信画面に警視庁代表番号や末尾0110の警察署代表番号を偽装表示させる手口や、警察官を名乗ってSNSやビデオ通話へ誘導する手口に注意を呼びかけています。具体例は警視庁の注意喚起で確認できます。
銀行関連でも、全国銀行協会は、銀行協会職員や銀行員が暗証番号を尋ねることは一切なく、キャッシュカードを預かることもないと案内しています。概要は全国銀行協会の注意喚起、詳しい手口は詐欺対策ページで確認できます。
⚠️ こんな要求は特に危険です
電話で、お金の振込、キャッシュカードの受け渡し、暗証番号、インターネットバンキングの認証コード、SMSで届いた番号の読み上げを求められた場合は要注意です。本物を名乗っていても、その場で応じないでください。
「折り返し電話」で確認するときの正しい手順
安全確認で大切なのは、着信履歴ではなく自分で調べた公式番号を使うことです。
「念のため折り返せば安全」と考える方は多いですが、ここにも注意点があります。大事なのは、着信履歴の番号や相手が案内した番号にそのまま折り返さないことです。
確認先としては、次の順番が安全です。
- 銀行なら、公式サイト・通帳・キャッシュカード裏面などにある正式な窓口番号
- 警察関係なら、各都道府県警の公式サイトにある代表番号や相談窓口
- 迷った場合は、警察相談専用電話 #9110
警察庁は、相手が教示した番号には決して折り返さないよう案内しています。一方、TCAは不審な内容の電話では通話を終了し、確認のためにかけ直すことを勧めています。両者を合わせると、「その着信表示を信用して折り返す」のではなく、「自分で確認した公式番号にかけ直す」のが安全なやり方です。
#9110の使い方が曖昧な場合は、110番と#9110の違いもあわせて確認しておくと安心です。
スマホでできる対策|iPhone・Android・警察庁推奨アプリ
スマホの設定や対策アプリは、被害の入口を減らす補助策として役立ちます。
電話番号偽装そのものを個人が完全に防ぐことは難しいですが、スマホ側で被害の入り口を減らすことはできます。
iPhoneで見直したい設定
Appleは、保存されていない番号からの着信に対して「不明な発信者をスクリーニング」または「消音」を選べるよう案内しています。機能の概要はAppleサポート、詳しい設定方法はiPhoneユーザガイドで確認できます。
Androidで見直したい設定
Googleは電話アプリで「発信者番号と迷惑電話対策」を案内しており、迷惑電話の番号表示やフィルタ機能を利用できます。設定の確認はGoogleヘルプを参照してください。Pixelシリーズでは、発信者の用件を先に確認できる通話スクリーニングも利用できる場合があります。
警察庁推奨アプリ
警察庁は、特殊詐欺被害防止に有効なアプリを「警察庁推奨アプリ」として認定しています。アプリ一覧は警察庁推奨アプリの案内、制度の概要は警察庁推奨制度の資料で確認できます。
警察庁の案内では、主に次の機能が紹介されています。
- 特殊詐欺に利用された番号の発着信ブロック
- 国際電話番号の一括ブロック・警告(主にAndroid)
- 警察庁からの防犯情報の通知
スマホで今すぐ見直したいポイント
- 不明な発信者のスクリーニング・消音設定を確認する
- 迷惑電話対策機能や警察庁推奨アプリを活用する
- 家族で「電話でお金・暗証番号・認証コードの話はしない」と決める
ただし、これらはあくまで補助策です。アプリや標準機能だけで、すべての偽装電話を見抜けるとは限りません。最後は「その場で応じない」「自分で調べた番号へ確認する」という行動が重要です。
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迷惑電話対策全体を強くするには、基本記事もあわせて押さえておくと効果的です。
「知らない番号には出ない」だけでは不十分になりつつある今、知っている番号でも、内容が不自然なら切るという判断基準にアップデートすることが大切です。
よくある質問(FAQ)
本当に警察から電話が来ることはありますか?
あります。ただし、警察庁や都道府県警が注意喚起しているように、警察官がSNSやビデオ通話で連絡したり、送金や暗証番号の確認を求めたりすることはありません。不安なときは、電話を切って自分で調べた窓口に確認してください。
末尾が0110なら本物の警察ですか?
いいえ。末尾0110の警察署代表番号を偽装表示させる手口が報告されています。番号の見た目だけで本物と判断しないでください。
着信履歴から折り返せば安全ですか?
そのまま折り返すのは安全とは言えません。着信表示や相手が伝えた番号ではなく、自分で調べた公式番号にかけ直すのが基本です。
電話帳に登録してある番号でも偽装されますか?
可能性はあります。登録名が表示されても、その番号が本当に相手本人を意味するとは限りません。登録済みの相手であっても、お金や暗証番号の話が出たら警戒してください。
警察庁推奨アプリを入れれば完全に防げますか?
完全とは言えません。警告やブロックに役立つ可能性はありますが、最終的には電話の内容をうのみにせず、一旦切って確認する行動が必要です。
「+」から始まる国際電話番号は危険ですか?
それだけで詐欺と決めつけることはできませんが、特殊詐欺でよく使われる番号形式として警察が注意喚起しています。相手が警察や銀行を名乗っていても、不審なら一度切って公式窓口に確認してください。
まとめ:電話番号偽装詐欺
最後に、押さえておきたいポイントを3つに絞ります。
- 着信画面の番号だけでは相手を確認できません
警察署や銀行の本物の番号が表示されても、それだけで安全とは判断できません。
- 見分けるポイントは会話内容です
お金、暗証番号、認証コード、SNSへの誘導が出たら要注意です。その場で応じず、一度通話を終了しましょう。
- 確認は自分で調べた公式番号へ
着信履歴や相手が伝えた番号には折り返さず、自分で確認した窓口を使うのが基本です。iPhone・Androidの設定や警察庁推奨アプリは補助策として役立ちます。
番号が本物に見える時代だからこそ、「表示」より「内容」で判断することが大切です。
家族にも、「電話でお金やパスワードの話が出たら一旦切る」というルールを共有しておくと、被害を防ぎやすくなります。








