「うちはスマホだから関係ない」「家のWi-Fiを使っているから大丈夫」
そう思っていても、ホームセキュリティ機器や防犯カメラの一部の機種は、2026年4月1日以降、通信できなくなっている可能性があります。
理由は、NTTドコモの「FOMA(3G)」サービスが2026年3月31日に終了したためです。普段使っているスマートフォンは4Gや5Gに移行していますが、ホームセキュリティのコントローラー、見守り機器、防犯カメラの一部では、独自の携帯電話回線を使って警備会社や管理者へ信号を送るタイプがあります。
まず確認すべき人
- 2015年以前にホームセキュリティを契約し、その後機器交換をしていない
- ALSOKなどから「3G停波」「機器交換」に関する案内が届いていた
- 実家の見守りサービスや防犯カメラを長年そのまま使っている
- SIMカード内蔵型の防犯カメラを使っている
上記に当てはまる場合は、まず契約先の警備会社や機器メーカーに「3G終了後も通信できているか」を確認してください。特に高齢のご両親の家に設置している見守りシステムは、案内の郵便物を見落としていることがあります。
⚠️ 未対応の3G機器を放置すると起こること
3G専用機器のままの場合、泥棒の侵入や火災などを感知しても、警備会社のセンターへ警報信号を送れない可能性があります。異常を検知しても通報されない状態は、防犯・見守りの役割を果たせないため注意が必要です。
この記事では、3G停波がホームセキュリティに与える影響、自宅の機器を確認する方法、ALSOKやセコム利用者が確認すべきポイントを整理します。
注:ホームセキュリティ機器が使えなくなる原因は、通信規格の変更だけでなく、機器の老朽化、契約内容、通信設定によっても異なります。この記事では3G停波に焦点を当てていますが、最終的な判断は必ずご契約の警備会社・機器メーカーにご確認ください。
3Gサービス終了のスケジュールと影響を受ける機器
ドコモのFOMA(3G)は2026年3月31日に終了済みです。現在は「これから備える」段階ではなく、古い通信機器が残っていないかを確認する段階です。
ドコモ「FOMA」は2026年3月31日に終了済み
携帯電話各社は、4Gや5Gなどの新しい通信方式へ移行するため、古い3Gサービスの終了を進めてきました。
現在、特に確認したいのは、NTTドコモの3G回線(FOMA)を利用していた機器です。ホームセキュリティ業界では、通信エリアの広さなどからドコモ回線を採用していた機器が存在します。
どのような機器が影響を受けるのか?
ホームセキュリティ機器には、固定電話回線を使うタイプ、インターネット回線を使うタイプ、携帯電話回線を使うワイヤレスタイプがあります。今回影響を受ける可能性が高いのは、3G通信モジュールを内蔵しているワイヤレスタイプの機器です。
影響を受ける可能性がある機器
- ホームセキュリティのコントローラー:固定電話回線がない家や、電話線切断時のリスク回避として携帯回線で警備会社と通信しているタイプ
- 高齢者見守りシステム:ポット、トイレ、生活センサーなどの利用状況を通知する機器
- SIMカード内蔵型防犯カメラ:Wi-Fiがない駐車場、資材置き場、畑、倉庫などで使われるカメラ
- 遠隔操作用の通信機器:外出先からスマホで警備をセット・解除するための通信アダプターなど
⚠️ 2026年4月1日以降の注意点
対象機器が3G専用の場合、2026年4月1日以降はドコモの3G電波を使った通信ができません。警報信号や見守り通知を送れない可能性があるため、未確認の場合は早めに契約先へ問い合わせてください。
※この記事の日付・終了時期等の情報は2026年5月時点の公式発表に基づきます。最新情報は必ずNTTドコモおよび各警備会社の公式サイトでご確認ください。
ALSOKやセコムなど各社の対応状況
警備会社によって、対象機器、交換方法、費用負担は異なります。案内が届いている場合は放置せず、契約者本人または家族が内容を確認しましょう。
ALSOK(アルソック)の対応
ALSOKでは、NTTドコモの3G回線を利用している機器について、4G回線が使用できる機器への交換作業を進めています。
ALSOKの公式サイトでは、3G回線を使用した機器について、2026年3月31日までに交換作業が終了しない場合、警備信号の送信ができず、一部の警備サービスが継続できなくなると案内されています。詳しくは、ALSOK公式の3G停波に伴う機器交換協力のお願いをご確認ください。
- 案内の内容:3G停波に伴う機器交換や通信回線変更の協力依頼
- 対象:個人向け・法人向けの一部サービスや機器
- 確認先:ALSOKの担当者、最寄りのALSOK事業所、契約窓口
セコム(SECOM)の確認ポイント
セコムを利用している場合も、契約しているサービス名、設置時期、機器の通信方式によって確認すべき内容が変わります。
セコム公式FAQでは、最新の「セコム・ホームセキュリティNEO」は、利用者側の電話回線やインターネット回線を使用しなくても利用できると案内されています。ただし、古い契約や個別機器の通信方式については、契約者ごとに状況が異なるため、セコム公式の通信回線FAQやサポート窓口で確認してください。
自分で設置した防犯カメラや見守り機器
警備会社と契約していない、SIMカード対応の防犯カメラや見守りカメラを使っている場合も注意が必要です。特に、数年前に購入した安価なモデルや中古品は、3G専用または古い通信設定のままになっている可能性があります。
また、3G専用ではないLTE対応機器でも、通信設定によっては3G終了後に通信できなくなる事象が一部で確認されています。該当の可能性がある場合は、NTTドコモビジネスの案内も参考にしながら、購入元やメーカーへ確認してください。
自宅の機器が3Gかどうか確認する方法
自宅や実家の機器が3Gの影響を受けるかどうかは、契約先への確認が最も確実です。手元の郵便物や機器ラベルだけで判断しきれない場合は、早めに問い合わせましょう。
1. 警備会社からの「お知らせ」を確認する
まずは、警備会社から届いている郵便物やメールを確認してください。「重要なお知らせ」「機器交換のお願い」「3G停波」「無線通信回線変更」といった文言が含まれている場合があります。
実家のご両親が「よく分からないから」と放置しているケースもあるため、帰省時や電話のタイミングで一緒に確認すると安心です。
2. 契約時期と機器のラベルを確認する
4G(LTE)対応の機器が広く普及し始めたのは2010年代後半以降です。
- 2015年以前に契約し、その後一度も機器交換をしていない場合は、3G機器である可能性があります。
- 機器の裏面や側面のラベルに「FOMA」「3G」「CDMA」などの記載がないか確認してください。
- 取扱説明書や仕様欄に「通信方式」「対応回線」「モバイル通信」などの項目がないか確認しましょう。
3. コントローラーの画面やランプを確認する
一部の機種では、アンテナマークの横に通信方式が表示されることがあります。ただし、ホームセキュリティ機器はスマートフォンのように音声通話をしないため、利用者が通信停止に気づきにくい場合があります。
問い合わせ時に伝えるとよい内容
- 契約者名・お客様番号
- 設置住所
- 契約時期または設置時期
- 機器名・型番・ラベルの写真
- 「3G終了後も通信できているか確認したい」という要件
交換にかかる費用や手続きの一般的な流れ
機器交換の費用は、契約形態、機器の所有区分、保証期間、警備会社の対応方針によって異なります。案内文に費用の記載がない場合は、作業予約前に確認しておきましょう。
レンタル契約の場合
ホームセキュリティ契約で機器をレンタルしている場合、通信規格の変更に伴う交換が無償となるケースもあります。ただし、契約内容や対象機器によって対応は異なるため、案内文やサポート窓口で確認してください。
お買い上げ(買取)契約の場合
機器を購入しているプランでは、保証期間や契約条件によって対応が分かれる可能性があります。
- 保証期間内:無償対応の対象になる可能性があります。
- 保証期間外:部品代や交換作業費が必要になる場合があります。
- 特別対応:3G停波に伴う個別対応として、通常とは異なる案内が行われる場合があります。
⚠️ 費用は必ず契約先に確認
個々の契約条件は異なります。費用負担、作業内容、交換対象機器、立ち会いの要否は、ご契約の警備会社や販売元に直接確認してください。
手続きの流れ
今やるべきチェックリスト(親の家も含めて確認)
ドコモの3Gはすでに終了しています。未確認のまま使い続けている機器がある場合は、できるだけ早く状況を確認しましょう。
今すぐ確認すべきこと
- 契約している警備会社はどこか?
- 契約時期はいつ頃か?
- 2015年以前の契約で、その後機器更新がない状態ではないか?
- 警備会社から「機器交換」「3G停波」のお知らせが届いていないか?
- 実家の両親に「警備会社から手紙が来ていないか」を確認したか?
- 自分で設置したSIM対応カメラの通信方式は3G専用ではないか?
- 4G/LTE対応機器でも、メーカーから設定変更の案内が出ていないか?
- 不安な場合はサポートセンターへ問い合わせたか?
高齢の親御さんは、知らない番号からの電話に出なかったり、よく分からない案内文を処分してしまったりすることがあります。子世代が一緒に契約状況を確認するだけでも、見落としを防ぎやすくなります。
よくある質問
家のWi-Fiを使っている防犯カメラなら関係ありませんか?
Wi-Fiだけで通信しているカメラなら、ドコモ3G終了の直接影響は受けにくいです。ただし、SIMカード内蔵型、遠隔通信用アダプター付き、バックアップ回線付きの機器は影響を受ける可能性があります。
4GやLTE対応と書かれていれば安心ですか?
多くの場合は3G専用機器より安心ですが、一部のLTE通信対応機器では、設定によって3G終了後に通信できなくなる事象が案内されています。機器メーカーや販売元の案内を確認してください。
警備会社から連絡が来ていなければ対応不要ですか?
必ずしもそうとは限りません。郵便物を見落としている、契約者情報が古い、実家に案内が届いているといったケースもあります。不安がある場合は、契約先に直接確認するのが確実です。
まとめ:未確認のホームセキュリティ機器は今すぐ確認を
ドコモの3G(FOMA)は、2026年3月31日に終了しました。3G専用のホームセキュリティ機器や見守り機器、防犯カメラを使っている場合、2026年4月1日以降は通信できない可能性があります。
- ドコモの3G(FOMA)は終了済みです。
対象機器が3G専用の場合、通信できない可能性があります。
- ホームセキュリティ機器が3G対応のままだと、警備信号を送れない可能性があります。
異常を感知しても通報されない状態を避けるため、早めの確認が必要です。
- ALSOKなどでは3G停波に伴う機器交換の案内が出ています。
案内を見逃していないか確認し、実家の契約状況も一緒に確認しましょう。
- 費用は契約形態や機種により異なります。
レンタル契約では無償となる場合もありますが、個々の契約条件は異なるため、費用負担などの詳細は必ず契約先へ確認してください。
ホームセキュリティは、万が一の時に動いてこそ意味があります。まだ確認していない場合は、契約先の警備会社や機器メーカーに連絡し、3G終了後も通信できているかを確認しておきましょう。






