親のスマホに詐欺電話が来る方へ|Digi Policeで国際電話番号をブロック・消音する方法

親のスマホに詐欺電話が来る方へ|Digi Policeで国際電話番号をブロック・消音する方法

親のスマホに詐欺電話が来る方へ|Digi Policeで国際電話番号をブロック・消音する方法

「最近、親のスマホに『+1』や『+44』から始まる変な番号から電話がかかってくるけど、大丈夫かな……」

そんな相談を受けたら、まず確認したいのが警視庁の防犯アプリ「Digi Police(デジポリス)」と、スマホ本体の着信設定です。

先に結論:親のスマホではここを確認しましょう

  • Android:Digi Policeの国際電話番号ブロックシステムで、国際電話番号や警察が把握した犯行利用電話番号の着信・発信ブロックを設定できます。
  • iPhone:Digi Policeで犯行利用電話番号ブロックを設定し、iPhone標準機能の「不明な発信者を消音」と併用するのが現実的です。
  • 固定電話:海外との通話予定がなければ、国際電話不取扱受付センターで国際電話の利用休止も検討できます。

警察庁の資料では、特殊詐欺に使われた電話番号のうち、国際電話番号の割合が高くなっていることが示されています。高齢の親御さんが普段海外と通話しない場合は、国際電話番号からの着信を受けにくくするだけでも、詐欺電話に出てしまうリスクを減らせます。

この記事では、Digi Policeの「国際電話番号ブロックシステム」の使い方を、AndroidとiPhoneに分けて説明します。スマホ操作が苦手な方でも一緒に確認しやすいよう、帰省時に見ておきたいチェック項目もまとめました。

⚠️ 本記事の情報について

本記事は2026年5月13日時点で確認した情報をもとにしています。アプリの仕様、OSの表示名、通信キャリアや端末ごとの挙動は変わる可能性があります。実際に設定する際は、Digi Policeアプリ内のお知らせや警視庁公式ページも確認してください。


なぜ今、国際電話番号のブロック・消音が必要なのか?

国際電話番号からの着信を減らす目的は、詐欺の犯人と会話する機会そのものを減らすことです。

「うちは大丈夫」と思っていても、相手が警察官や通信会社、役所などを名乗ると、つい話を聞いてしまうことがあります。特に「+1」「+44」など、日本以外の国コードから始まる番号は、特殊詐欺に悪用されるケースがあります。

💡 国際電話番号対策は「玄関に防犯カメラを付ける」こと

国際電話番号のブロック・消音は、家の玄関に防犯カメラやオートロックを付けるようなものです。怪しい人が来ても、そもそもチャイムが鳴りにくくなれば、うっかりドアを開けてしまうリスクを下げられます。

ただし、すべての詐欺電話を防げるわけではありません。国内番号を使う詐欺や、警察がまだ把握していない新しい番号からの電話は、ブロックされない場合があります。

⚠️ この機能だけで万全ではありません

Digi Policeやスマホ本体の設定は、詐欺電話のリスクを減らすための対策です。知らない番号に折り返さない、留守番電話を活用する、家族に相談してから対応する、といった基本対策もあわせて行いましょう。

Digi Police(デジポリス)とは?

Digi Policeは、警視庁が提供している無料の防犯アプリです。東京都内の犯罪発生情報や防犯情報の確認、防犯ブザー、痴漢撃退機能、ココ通知機能などが使えます。

東京都内の情報が中心ですが、国際電話番号ブロックシステムや防犯ブザーのように、スマホ端末側の防犯対策として活用できる機能もあります。

Digi Policeの安心ポイント

  • 無料で使える:アプリ自体は無料でダウンロードできます。
  • 警視庁の防犯アプリ:公的機関が提供する防犯情報を確認できます。
  • 家族で設定しやすい:親御さんのスマホを一緒に見ながら設定できます。

今回紹介する国際電話番号ブロックシステムは、Digi Policeに追加された詐欺電話対策の機能です。ただし、AndroidとiPhoneではできることが異なります。

新機能「国際電話番号ブロックシステム」でできること

国際電話番号ブロックシステムは、国際電話番号や警察が把握した特殊詐欺の犯行利用電話番号からの着信・発信リスクを下げる機能です。

Androidの場合

国際電話番号や警察が把握した犯行利用電話番号について、着信ブロック、発信ブロック、ブロックした着信履歴の削除、連絡先登録番号の除外設定ができます。

iPhoneの場合

Digi Policeで警察が把握した犯行利用電話番号のブロックを設定できます。国際電話番号対策は、iPhone標準機能の「不明な発信者を消音」と併用します。

「特殊詐欺犯行利用電話番号」とは、警察が特殊詐欺に使われたと把握している電話番号のことです。警察が把握していない新しい番号や、国内の一般番号を使った詐欺まで自動で防げるわけではありません。

⚠️ 設定前に確認したいこと

利用には事前設定が必要です。OSやアプリをできるだけ新しい状態にしてから設定しましょう。また、端末や通信キャリアによっては一部機能が利用できない場合があります。Androidでは、他の迷惑電話対策サービスと併用できない場合がある点にも注意してください。

【Android版】国際電話番号ブロックの設定手順

Androidでは、Digi Policeの機能で国際電話番号や犯行利用電話番号の着信・発信をブロックできます。親御さんがAndroidを使っている場合は、まずこの設定を確認しましょう。

Androidでできること

Android版の主な機能

  • 国際電話番号や警察が把握した犯行利用電話番号からの着信を自動でブロック
  • 誤って対象番号へ発信してしまうのを防ぐ発信ブロック
  • ブロックした着信履歴を自動で削除
  • 連絡先に登録された番号をブロック対象から外す設定

設定手順(Androidの場合)

※Digi Policeアプリを最新版に更新し、スマホのOSもできるだけ新しい状態にしてから設定してください。

ステップ1:Google Playストアから「デジポリス」をインストール、または更新して開く
ステップ2:ホーム画面右上の電話マークをタップする
ステップ3:利用規約を確認し、「同意する」にチェックして進む
ステップ4:「着信ブロック」を有効にする。案内が出たら、Digi Policeをデフォルトの発信者番号・迷惑電話アプリとして設定する
ステップ5:「発信ブロック」も有効にする。案内が出たら、Digi Policeをデフォルトの通話転送アプリとして設定する
ステップ6:必要に応じて「着信履歴を削除」を有効にする
ステップ7:「連絡先をブロック対象から外す」を有効にする
完了:電話マークが緑色の「オン」表示になっているか確認する

特に親御さんの連絡先に、海外に住む家族や知人、海外サービスの電話番号が入っている場合は、「連絡先をブロック対象から外す」設定を確認しておくと安心です。

【iPhone版】国際電話番号対策はDigi Policeと本体設定を併用

iPhoneでは、Digi Policeだけで国際電話番号をAndroidと同じように直接ブロックする形ではありません。Digi Policeの犯行利用電話番号ブロックと、iPhone標準機能の「不明な発信者を消音」を組み合わせて対策します。

iPhoneでできること

iPhone版の主な機能

  • 警察が把握している犯行利用電話番号からの着信をブロック
  • iPhone標準機能を使い、保存されていない番号からの着信を消音にする
  • 着信履歴を見て折り返す前に、番号を確認する習慣を作れる

設定手順(iPhoneの場合)

※Digi Policeアプリを最新版に更新し、iOSもできるだけ新しい状態にしてから設定してください。

ステップ1:App Storeから「Digi Police」をインストール、または更新して開く
ステップ2:ホーム画面右上の電話マークをタップする
ステップ3:利用規約を確認し、「同意する」にチェックして進む
ステップ4:「犯行電話ブロック」または「犯行利用電話番号ブロック」を有効にする
ステップ5:案内に従い、iPhoneの設定画面でDigi Policeを有効にする
ステップ6:iPhone本体の「設定」から「アプリ」→「電話」へ進み、「不明な発信者を消音」を有効にする
完了:電話マークが緑色の「オン」表示になっているか確認する

「不明な発信者を消音」を有効にすると、保存されていない番号からの着信が鳴らなくなります。国際電話番号対策として役立ちますが、必要な電話に気づきにくくなる点には注意が必要です。

⚠️ iPhoneの注意点

病院、学校、利用施設、店舗、警察、市役所などからの電話も、連絡先に登録されていない場合は気づきにくくなることがあります。かかりつけ医、親戚、ケアマネジャー、よく使う施設の番号は、事前に連絡先へ登録しておきましょう。

帰省時にやってあげたい「親スマホの防犯設定チェックリスト」

Digi Policeの設定が終わったら、親御さんのスマホと固定電話をあわせて確認しましょう。数分の見直しでも、詐欺電話に出てしまうリスクを下げられます。

デジタル親孝行チェックリスト

  • 連絡先の整理:病院、親戚、ケアマネジャー、よく使う店舗や施設など、必要な番号が連絡先に入っているか確認する
  • 不明な番号への折り返し防止:知らない番号にはすぐ折り返さず、家族に相談するルールを決める
  • 固定電話の対策:海外と固定電話で通話する予定がなければ、国際電話不取扱受付センターで利用休止を検討する
  • 留守番電話の活用:知らない番号は一度留守電に任せ、相手が分かってから対応する
  • 家族の合言葉:オレオレ詐欺対策として、家族しか知らない合言葉を決めておく

国際電話不取扱受付センターの電話番号は0120-210-364です。固定電話・ひかり電話が主な対象で、回線種別などにより条件があります。詳しくは申し込み時に確認してください。

Digi Policeのその他の便利機能

Digi Policeには、詐欺電話対策以外にも日常の安全を守る機能があります。親御さんの生活スタイルに合うものだけ、一緒に確認しておくとよいでしょう。

痴漢撃退機能

画面に助けを求める表示を出したり、音声を鳴らしたりできる機能です。電車内などで声を出しにくい場面の補助になります。

防犯ブザー機能

スマホ画面からブザー音を鳴らせます。夜道や不安を感じる場面で、周囲に異変を知らせる補助として使えます。

ココ通知機能(見守り機能)

あらかじめ登録した相手に、現在地や定型メッセージを送れます。散歩や外出時の見守りにも使いやすい機能です。

公式情報リンク

設定画面や機能名は、アプリやOSの更新で変わることがあります。公開前や設定前には、以下の公式情報も確認してください。

まとめ:親のスマホと固定電話をまとめて見直そう

特殊詐欺対策で大切なのは、犯人と会話する機会を減らすことです。Digi Policeとスマホ本体の設定を使えば、国際電話番号や犯行利用電話番号からの着信リスクを下げられます。

  • ステップ1:親のスマホにDigi Policeを入れる

    アプリをインストールし、電話マークから国際電話番号ブロックシステムの設定を確認します。

  • ステップ2:AndroidとiPhoneで設定を分ける

    AndroidはDigi Policeの着信・発信ブロックを設定。iPhoneは犯行利用電話番号ブロックと「不明な発信者を消音」を併用します。

  • ステップ3:固定電話の国際電話も見直す

    海外と通話する予定がなければ、国際電話不取扱受付センターで利用休止を検討します。

最後に、親御さんには「知らない番号にはすぐ出ない」「不安な電話は家族に相談する」「折り返す前に番号を確認する」というルールも伝えておきましょう。設定と声かけの両方で、詐欺電話への備えを強くできます。

⚠️ 定期的な見直しをお願いします

アプリのバージョン、OSの表示名、詐欺の手口は変化します。帰省時やスマホの買い替え時には、Digi Policeの設定、連絡先、固定電話の国際電話利用状況をもう一度確認してください。

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