梅雨や台風の時期は、大雨・停電・通信混雑などで、いつも通りにスマホを使えない場面が出てくることがあります。災害が近づいてから慌てないために、緊急速報・家族連絡・171・位置情報・バッテリーを平時に確認しておくことが大切です。
- 梅雨・台風前に確認したいスマホ防災設定がわかる
- 緊急速報、171、家族連絡、位置情報共有の見直しポイントがわかる
- 台風前日に確認したいスマホ・通信・バッテリーのチェック項目がわかる
こんな方におすすめの記事です
- 台風や大雨の前に、スマホで何を準備すればよいか知りたい方
- 高齢の親や子どもと、災害時の連絡手段を決めておきたい方
- 緊急速報・171・位置情報共有をまとめて確認したい方
本記事では、梅雨・台風前に確認したいスマホ防災設定として、緊急速報、171、家族連絡、位置情報共有、バッテリー対策を順番に解説します。(専門知識は不要です!)
注:この記事は、スマホ側で事前に確認できる設定や連絡手段を整理するものです。実際の避難判断は、気象庁・自治体・河川情報などの公式情報を確認してください。
梅雨・台風前のスマホ防災設定は5項目を確認する
梅雨・台風前のスマホ防災設定では、まず「通知」「連絡」「電源」を中心に確認します。具体的には、緊急速報、家族連絡、171・web171、位置情報共有、バッテリー・通信の5項目です。
スマホは災害時の情報収集や安否確認に役立ちますが、災害が起きてから設定を探すのは大変です。特に、緊急速報がオフになっていたり、家族で連絡方法を決めていなかったりすると、必要なときに使いにくくなります。
梅雨・台風前に確認したい5項目
- 緊急速報・エリアメールが受信できる設定か
- 家族と連絡が取れないときの代替手段を決めているか
- 171・web171の使い方や体験利用日を確認しているか
- 位置情報共有の相手・期間・停止方法を家族で決めているか
- スマホ本体、充電器、ケーブル、モバイルバッテリーを確認しているか
大雨や線状降水帯に関する情報は、スマホの通知だけで判断するものではありません。気象庁は、線状降水帯による大雨の可能性が高い場合に呼びかけを行うことがありますが、実際の行動判断では、自治体の避難情報、警戒レベル、キキクル、河川情報なども合わせて確認する必要があります。詳しくは気象庁の線状降水帯に関する情報や、防災気象情報と警戒レベルの対応を確認してください。
この記事では避難の可否を判断するのではなく、台風や大雨の前に「スマホで準備できること」を整理します。まずは、次の緊急速報の設定から見直していきましょう。
緊急速報が届く設定になっているか確認する
緊急速報は、地震・津波・災害・避難に関する重要な情報をスマホに知らせる仕組みです。音が大きい、夜中に鳴ることがあるなど気になる点もありますが、災害時の情報を受けになる点もありますが、災害時の情報を受け取る手段の一つなので、安易にオフにしないことが大切です。
iPhoneは「通知」から緊急速報を確認する
iPhoneでは、Apple公式サポートで案内されている通り、「設定」アプリから「通知」を開き、画面下部にある「緊急速報」を確認します。日本では、気象庁や日本政府からの緊急速報を受信できる場合があります。
- iPhoneの「設定」アプリを開く
- 「通知」をタップする
- 画面下部までスクロールする
- 「緊急速報」がオンになっているか確認する
詳細はApple公式サポート「iPhoneで日本の緊急速報を設定する」で確認できます。通信事業者やSIM/eSIMの条件によって受信可否が変わる場合があるため、契約中の通信会社の案内も合わせて確認しておくと安心です。
Androidは機種・通信会社で画面名が変わる
Androidは、メーカーや機種、通信会社によって設定画面の名前が異なる場合があります。Google Pixelでは、Google公式ヘルプで「設定」から「通知」を開き、「緊急速報メール」を管理できると案内されています。
- 「設定」アプリを開く
- 「通知」または「安全性と緊急情報」を探す
- 「緊急速報メール」「緊急速報」「エリアメール」などの項目を確認する
- 必要な速報が受信できる状態か確認する
Pixelの場合はGoogle Pixelヘルプ「緊急速報メールを管理する」を参考にできます。ドコモ、au、ソフトバンクなどの端末では、通信会社ごとの「緊急速報メール」「エリアメール」案内も確認してください。
⚠️ 緊急速報は安易にオフにしない
緊急速報は、災害や避難に関する重要な情報を受け取る手段の一つです。通知音が大きいからという理由だけでオフにすると、必要な情報に気づきにくくなる可能性があります。設定を変更する場合は、自治体の防災アプリや気象情報アプリなど、別の受信手段も確認しておきましょう。
家族連絡と171・web171の使い方を事前に決める
災害時は、電話や通信が混み合ってすぐにつながらないことがあります。そのため、家族で「連絡が取れない場合にどうするか」を事前に決めておくことが重要です。
首相官邸の防災情報でも、家族が別々の場所にいるときに備えて、安否確認の方法や集合場所を話し合っておくことが案内されています。詳しくは首相官邸「災害が起きる前にできること」を確認してください。
災害時の連絡は「電話がつながらない前提」で決める
普段は電話やLINEですぐ連絡が取れていても、災害時には通信が混み合うことがあります。家族で決めておきたいのは、最初の連絡手段だけではありません。連絡が取れない場合の次の手段も決めておくと、慌てにくくなります。
普段の連絡手段
電話、LINE、SMS、メールなど、いつも使っている方法です。すぐに連絡できる場合は便利ですが、通信混雑時には届きにくいことがあります。
災害時の代替手段
171、web171、集合場所、伝言ルールなど、電話がつながらない場合の備えです。平時に家族で確認しておくことが大切です。
171とweb171は体験利用日に家族で試す
災害用伝言ダイヤル171は、災害時に電話番号をキーにして伝言を録音・再生できるサービスです。NTT東日本の公式ページでは、毎月1日・15日、正月三が日、防災週間、防災とボランティア週間などに体験利用できると案内されています。
詳しい体験利用日や使い方は、NTT東日本の災害用伝言ダイヤル171公式ページで確認できます。当サイト内でも、171番の基本的な使い方を171番の詳しい使い方と体験利用日はこちらで解説しています。
家族で決めるのは「誰の電話番号を基準にするか」
171やweb171を使うときは、どの電話番号を基準にするかを家族で決めておくとスムーズです。たとえば、自宅の固定電話、親の携帯番号、家族で共通認識しやすい番号などです。
家族で決めておきたい連絡ルール
- 最初に試す連絡手段は何か
- 電話がつながらないとき、次に使う手段は何か
- 171やweb171で基準にする電話番号はどれか
- 集合場所や避難先をどこにするか
- 高齢の家族には紙のメモや短縮登録を用意するか
位置情報共有は相手・期間・目的を決めて使う
位置情報共有は、災害時に家族の居場所を確認する手段として役立つ場合があります。ただし、常に共有すればよいというものではありません。共有する相手、期間、目的を事前に決めておくことが大切です。
iPhone同士は「探す」やメッセージの共有が候補
iPhoneでは、Apple公式サポートで案内されているように、「探す」アプリ、メッセージ、マップなどから位置情報を共有できます。共有方法によって、一度だけ共有する、一時的に共有する、継続的に共有するなどの選択肢があります。
設定方法はApple公式サポート「iPhoneで位置情報を共有する」で確認できます。災害時のために使う場合でも、家族に黙って設定するのではなく、共有の目的と範囲を話し合っておきましょう。
iPhoneとAndroidが混在する家族はGoogleマップ共有も候補
家族の中にiPhoneとAndroidが混在している場合は、Googleマップの位置情報共有も候補になります。Googleマップでは、共有する相手や共有期間を選べるため、台風接近時だけ共有するような使い方も検討できます。
詳しい方法はGoogleマップヘルプ「リアルタイムの位置情報を共有する」で確認できます。
常時共有が不安な場合は「台風時だけ」など期間を決める
位置情報共有は便利ですが、プライバシー面の不安もあります。常時共有に抵抗がある場合は、「台風が近づいている間だけ」「帰宅するまで」「避難所に着くまで」など、期間を決める方法があります。
子どもや家族の位置情報共有について詳しく確認したい場合は、当サイト内の子どもや家族の位置情報共有を詳しく確認するも参考にしてください。
⚠️ 位置情報共有は「便利さ」と「プライバシー」を分けて考える
災害時に家族の居場所を確認できることは安心につながります。一方で、位置情報は個人情報に近い情報です。共有する相手、共有期間、停止方法を事前に確認し、家族間でも合意したうえで使いましょう。
バッテリー・通信・00000JAPANを確認しておく
災害時にスマホを使うには、設定だけでなく電源と通信の備えも必要です。停電や通信混雑が起きると、スマホ本体はあっても充電できない、連絡が届きにくいという状況になることがあります。
台風前に充電器・ケーブル・モバイルバッテリーを確認する
台風前には、スマホ本体の充電だけでなく、充電器、ケーブル、モバイルバッテリーも確認しておきましょう。普段使っていないモバイルバッテリーは、残量が減っていたり、ケーブルが合わなかったりすることがあります。
- スマホ本体を十分に充電しておく
- モバイルバッテリーを充電しておく
- 家族の端末に合うケーブルがあるか確認する
- 充電器を持ち出しやすい場所に置く
- 停電時に使う端末を家族で決めておく
通信が混み合うときは複数の連絡手段を使う
災害時は、電話だけでなく、SMS、メール、LINE、171、web171など複数の連絡手段を用意しておくと安心です。どれか一つだけに頼るのではなく、「つながらない場合は次に何を使うか」を決めておくことが大切です。
また、スマホのバッテリーを節約するために、不要な動画視聴や長時間の通話を避け、必要な情報確認と連絡を優先する意識も大切です。
00000JAPANは便利だが個人情報入力は避ける
00000JAPANは、災害時に無料開放される公衆無線LANの取り組みです。通信が使いにくい場面で役立つ可能性がありますが、暗号化されていない場合があるため、使い方には注意が必要です。
概要は無線LANビジネス推進連絡会の00000JAPAN公式ページで確認できます。利用時は、個人情報、ID、パスワード、クレジットカード情報などの入力を避け、安否確認や情報収集など必要な範囲で使うのが無難です。
⚠️ 公衆Wi-Fiでは重要情報の入力を避ける
災害時の公衆Wi-Fiは便利な一方で、通信内容の保護に注意が必要です。ログイン情報や決済情報など、重要な情報の入力はできるだけ避けましょう。
台風前日に見直すスマホ防災チェックリスト
ここまでの内容を、台風前日に確認しやすい形で整理します。すべてを完璧にする必要はありません。まずは、緊急速報、家族連絡、充電の3つだけでも確認できれば、災害時に慌てにくくなります。
スマホ本体で確認する項目
スマホ本体の確認リスト
- 緊急速報・エリアメールがオンになっているか
- 通知音量やバイブレーションに気づける状態か
- OSや防災アプリの更新が極端に古くないか
- 位置情報サービスが必要な範囲で使えるか
- スマホ本体の充電が十分にあるか
- モバイルバッテリーとケーブルを用意しているか
家族で確認する項目
家族で確認する項目は、スマホの設定よりも「ルール作り」が中心です。誰に連絡するか、連絡が取れないときに何を使うか、どこに集まるかを決めておきます。
- 最初に連絡する相手を決める
- 電話がつながらない場合の手段を決める
- 171・web171で使う基準電話番号を決める
- 位置情報共有を使う相手と期間を決める
- 高齢の家族には紙のメモや簡単な手順を渡す
避難判断は公式情報と自治体情報を確認する
スマホの防災設定は、あくまで情報を受け取り、家族と連絡を取るための準備です。避難するかどうか、いつ移動するかといった判断は、自治体の避難情報、気象庁の防災気象情報、河川情報などを確認してください。
スマホ・携帯電話で緊急時に何ができるかを広く確認したい場合は、当サイト内のスマホ・携帯電話の緊急時対応を確認するも参考になります。
よくある質問(FAQ)
緊急速報はオフにしても大丈夫ですか?
原則として、緊急速報はオンで確認しておくのがおすすめです。災害や避難に関する重要な情報を受け取る手段の一つなので、通知音が気になる場合でも安易にオフにせず、別の情報入手手段も含めて確認しましょう。
171は災害が起きていない日でも使えますか?
体験利用日であれば利用できます。NTT東日本の公式案内では、毎月1日・15日、正月三が日、防災週間、防災とボランティア週間などに体験利用できるとされています。家族で基準電話番号を決めて、一度試しておくと安心です。
家族の位置情報は常に共有した方がよいですか?
必ず常時共有する必要はありません。常時共有が不安な場合は、台風接近時、外出時、避難所に着くまでなど、期間や目的を決めて共有する方法があります。共有相手、期間、停止方法を家族で話し合っておきましょう。
Androidの緊急速報設定が見つからない場合はどうしますか?
設定アプリ内で「緊急速報」「緊急速報メール」「エリアメール」「安全性と緊急情報」などの言葉で検索してみてください。機種や通信会社によって画面名が違うため、メーカー公式や通信会社公式の案内も確認しましょう。
00000JAPANは普段から接続できますか?
00000JAPANは、災害時などに無料開放される公衆無線LANの取り組みで、普段から常時使えるものではありません。利用できる場面でも、個人情報やID・パスワード、決済情報の入力は避けるようにしましょう。
まとめ:梅雨・台風前にスマホ防災設定を確認しよう
この記事では、梅雨・台風前に確認したいスマホ防災設定について解説しました:
- 緊急速報は端末ごとに確認する:iPhoneとAndroidでは設定画面が違うため、自分の端末で確認しておきましょう。
通知音が気になる場合でも、災害情報を受け取る手段として安易にオフにしないことが大切です。
- 家族連絡は電話がつながらない前提で決める:電話、LINE、SMS、171、web171など、複数の手段を決めておくと安心です。
特に171は、体験利用日に家族で一度試しておくと、災害時に使いやすくなります。
- 位置情報共有は相手・期間・目的を決める:便利な一方で、プライバシーへの配慮も必要です。
常時共有に不安がある場合は、台風時だけ、外出時だけなど期間を決めて使う方法もあります。
- バッテリーと通信手段も事前に確認する:スマホ本体だけでなく、充電器、ケーブル、モバイルバッテリーも見直しておきましょう。
00000JAPANなどの公衆Wi-Fiを使う場合は、個人情報やログイン情報の入力を避けることが大切です。
スマホ防災設定は、災害が起きてから慌てて確認するものではありません。梅雨や台風の前に、緊急速報、家族連絡、171、位置情報、バッテリーを一度見直しておきましょう。








