Apple Accountは、iCloud写真、「探す」、App Store、Apple Payなどにつながる大切なアカウントです。パスワードが漏れたときの不正アクセスを防ぐためにも、2ファクタ認証が有効になっているかを一度確認しておきましょう。
- Apple Accountの2ファクタ認証がオンか確認する場所
- 信頼済み電話番号・信頼済みデバイスを見直すポイント
- 確認コードを聞かれたときに教えてよいかの判断基準
こんな方におすすめの記事です
- iPhoneを使っているが、Apple Accountの2ファクタ認証がオンか分からない方
- Apple IDの乗っ取りやiCloud写真、Apple Payの不正利用が不安な方
- 機種変更や紛失時に、確認コードを受け取れなくなるのを避けたい方
本記事では、Apple Accountの2ファクタ認証を確認する方法と、信頼済み電話番号・信頼済みデバイス・確認コードの扱いをわかりやすく解説します。(専門知識は不要です!)
注:Apple IDは、現在Apple公式では「Apple Account」と表記されています。この記事では、検索で迷わないように「Apple Account(Apple ID)」という形でも補足します。
⚠️ 確認コードは他人に教えないでください
Apple Accountの確認コードは、本人確認に使う重要なコードです。Appleサポートを名乗る相手や、SMS・電話・メールで入力を求められた場合でも、安易に教えたり入力したりしないでください。
Apple Accountの2ファクタ認証とは?まず知っておきたい基本
Apple Accountの2ファクタ認証は、Apple Accountのパスワードに加えて、確認コードでも本人確認を行う仕組みです。Apple公式では、たとえパスワードが他人に漏れても、本人以外がアカウントにアクセスしにくくするための認証方式として案内されています。
詳しくは、Apple公式のApple Accountの2ファクタ認証でも確認できます。
Apple IDとApple Accountは同じものとして理解してよい
以前は「Apple ID」と呼ばれていたものが、現在は「Apple Account」と表記されています。設定画面やApple公式ページではApple Accountと書かれていても、検索では今でも「Apple ID 2ファクタ認証」「Apple ID 確認コード」と調べる方が多いです。
そのため、この記事では基本的にApple Accountと書き、必要に応じてApple IDという旧称も補足します。
パスワードだけでなく確認コードも必要にする仕組み
新しいiPhone、iPad、Mac、またはWebブラウザでApple Accountに初めてサインインする場合、通常はApple Accountのパスワードに加えて、6桁の確認コードが必要になります。
確認コードは、すでにサインイン済みの信頼済みデバイスに表示されたり、信頼済み電話番号へSMSまたは電話で届いたりします。
💡 2ファクタ認証は「鍵を2つ使う玄関」のようなもの
パスワードだけのログインは、玄関の鍵が1つだけの状態に似ています。2ファクタ認証では、パスワードという鍵に加えて、本人のデバイスや電話番号に届く確認コードというもう1つの鍵を使います。片方だけでは入りにくくすることで、乗っ取りのリスクを下げる仕組みです。
2ファクタ認証だけで完全に安全とは言えない
2ファクタ認証は重要な防犯設定ですが、これだけで完全に安全になるわけではありません。
たとえば、確認コードを他人に教えてしまったり、偽サイトにApple Accountのパスワードと確認コードを入力してしまったりすると、不正アクセスの危険が高まります。また、iPhone本体のパスコードが弱い場合や、使っていない端末がApple Accountに残っている場合も注意が必要です。
この記事では、2ファクタ認証がオンか確認するだけでなく、信頼済み電話番号、信頼済みデバイス、確認コードの扱いまでセットで見直します。
iPhoneで2ファクタ認証がオンか確認する方法
Apple Accountの2ファクタ認証は、iPhoneの設定アプリから確認できます。画面名はiOSのバージョンによって多少変わることがありますが、基本的には「自分の名前」から「サインインとセキュリティ」を開いて確認します。
「設定」→自分の名前→「サインインとセキュリティ」を確認する
まず、iPhoneで以下の順番に進みます。
- iPhoneの「設定」アプリを開く
- 画面上部に表示されている自分の名前をタップする
- 「サインインとセキュリティ」をタップする
- 「2ファクタ認証」の項目を確認する
Apple公式でも、iPhoneまたはiPadでは「設定」から自分のユーザ名を選び、「サインインとセキュリティ」へ進む手順が案内されています。最新の画面表示は、必要に応じてApple公式サポートも確認してください。
「2ファクタ認証」の状態を確認する
「2ファクタ認証」がオンになっていれば、Apple Accountには2ファクタ認証が設定されています。ほとんどのApple Accountでは、2ファクタ認証がデフォルトのセキュリティ対策になっています。
もし2ファクタ認証が有効になっていない場合は、画面の案内に沿って設定できます。ただし、Apple Accountの作成時から2ファクタ認証を使っている場合、この追加保護は解除できないとApple公式で案内されています。
Webのaccount.apple.comから確認できる場合もある
iPhone以外から確認したい場合は、Apple Accountの管理ページで確認できる場合があります。Apple公式では、Webの場合はaccount.apple.comへアクセスし、「サインインとセキュリティ」や「アカウントのセキュリティ」から信頼済み電話番号を確認・変更できると案内されています。
ただし、Webで確認する場合も、偽サイトに注意してください。検索結果やメール内リンクからではなく、Apple公式ページから進むか、ブラウザに正しいURLを直接入力する方が安全です。
信頼済み電話番号と信頼済みデバイスを見直す
2ファクタ認証では、確認コードを受け取るための「信頼済み電話番号」と、本人確認に使える「信頼済みデバイス」が重要です。2ファクタ認証がオンでも、古い電話番号や使っていない端末を放置していると、いざというときに困ることがあります。
Apple公式のApple Accountの信頼できる電話番号と信頼できるデバイスについてでも、信頼済み電話番号や信頼済みデバイスの考え方が説明されています。
古い電話番号のままだと確認コードを受け取れないことがある
信頼済み電話番号は、確認コードを受け取るために使う電話番号です。Apple公式では、2ファクタ認証を使うには、確認コードを受け取れる信頼済み電話番号を少なくとも1つ登録する必要があると案内されています。
次のような状態になっていないか確認しておきましょう。
信頼済み電話番号の確認チェック
- すでに解約した電話番号が残っていないか
- 昔使っていた家族の番号や会社用番号のままになっていないか
- SMSまたは電話で確認コードを受け取れる番号になっているか
- 機種変更前に、今後も使う番号へ更新できているか
古い電話番号が残っていると、Apple Accountにサインインし直すときや、アカウント復旧が必要になったときに確認コードを受け取れない可能性があります。
iPhone以外の電話番号を追加できる人は検討する
Apple公式では、複数の電話番号を持っている場合、iPhoneに関連付けられていない電話番号を追加の信頼済み電話番号として使うことも検討するよう案内されています。
たとえば、家族の固定電話、別回線のスマホ、長く使う予定の電話番号などが候補になります。ただし、他人の電話番号を勝手に登録するのは避け、本人が確認コードの意味を理解できる状態にしておくことが大切です。
特に注意したいのは、自分のiPhoneが唯一の信頼済みデバイスで、確認コードを受け取れる唯一の電話番号もそのiPhoneだけ、という状態です。この場合、iPhoneを紛失したり壊したりすると、確認コードを受け取れず、Apple Accountへのアクセスに困る可能性があります。
使っていない端末・心当たりのない端末はデバイスリストで確認する
Apple Accountには、サインインしているデバイスの一覧があります。ここには、自分のiPhone、iPad、Mac、Apple Watchなどが表示されます。
使っていない端末、すでに売却・譲渡した端末、心当たりのない端末が表示されている場合は注意が必要です。Apple公式では、Apple Accountのデバイスリストから、サインインしているデバイスを確認できると案内されています。
詳しい確認方法は、Apple公式のApple Accountのデバイスリストを確認するページを参照してください。
確認コードを聞かれたときの正しい判断
Apple Accountの確認コードは、本人確認のための重要な情報です。自分がApple Accountにサインインしているとき以外に確認コードを求められた場合は、一度立ち止まって確認しましょう。
確認コードは他人に教えない
結論から言うと、Apple Accountの確認コードは他人に教えません。Appleサポートを名乗る相手、家族や知人を名乗る相手、SMSやメールで届いたリンク先の画面であっても、安易に入力しないでください。
Apple公式のフィッシングメッセージ、偽のサポート電話、その他の詐欺への対処ページでは、Apple Accountのパスワードや確認コードなどのセキュリティ情報を共有しないよう案内されています。
自分でサインインした場合
自分が新しい端末やWebでApple Accountにサインインしているタイミングなら、画面の表示を確認しながらコードを入力します。
他人から聞かれた場合
電話、SMS、メール、チャットで確認コードを聞かれた場合は教えません。相手がAppleを名乗っていても、一度操作を止めてください。
身に覚えのない確認コード通知は「誰かがログインを試みた可能性」と考える
自分がApple Accountにサインインしていないのに確認コードが届いた場合、誰かがあなたのApple Accountへサインインしようとしている可能性があります。
このようなときは、確認コードを入力したり、誰かに伝えたりしないでください。心配な場合は、Apple Accountのパスワードを変更し、信頼済みデバイスや電話番号に心当たりのないものがないか確認しましょう。
ただし、家族の端末や自分の別端末でApple Accountにサインインした直後など、思い当たる理由がある場合もあります。慌てずに「自分が今サインイン操作をしたか」をまず確認することが大切です。
SMS・電話・偽サイトで入力を求められたら一度止まる
警察庁は、フィッシングではIDやパスワードなどを入力させる偽サイトへ誘導されることがあると案内しています。ワンタイムパスワードや確認コードも、同じように狙われる可能性があります。
警察庁のフィッシング対策ページでも、電子メール内のリンクは偽装されることがあり、見た目だけで真偽を判断するのは難しいと説明されています。
不安なSMSやメールが届いたときは、メッセージ内のリンクを開くのではなく、Apple公式サイトや設定アプリから確認してください。
機種変更・紛失前に確認したい安全チェック
2ファクタ認証は、普段は意識しなくても、機種変更や紛失のタイミングで重要になります。特に、古い電話番号や使っていない端末が残っていると、新しいiPhoneでApple Accountにサインインするときに困ることがあります。
機種変更前に信頼済み電話番号を更新する
機種変更前には、信頼済み電話番号が今後も使える番号になっているか確認しましょう。
特に、次のような場合は注意が必要です。
- 携帯番号を変える予定がある
- 古いキャリアメールや電話番号を使っていた
- 家族名義の電話番号を登録している
- 仕事用の番号を登録していたが、今後使えなくなる
Apple Accountに入れなくなってから修正しようとすると、確認コードを受け取れず、手続きが難しくなることがあります。機種変更前に見直すのが安全です。
iPhoneが唯一の信頼済みデバイスになっていないか確認する
Apple公式では、iPhoneが唯一の信頼済みデバイスで、かつ信頼済み電話番号にアクセスできる唯一のデバイスである場合、そのiPhoneを紛失または破損すると、確認コードを受け取れなくなる可能性があると案内されています。
そのため、可能であれば次のような状態を目指しましょう。
紛失・故障に備えるための確認項目
- 信頼済み電話番号が現在使える番号になっている
- 必要に応じて、iPhone以外の電話番号も追加している
- 使っているiPadやMacがあれば、Apple Accountに正しくサインインしている
- 使っていない端末や心当たりのない端末をデバイスリストから確認している
ただし、無理に端末や電話番号を増やせばよいわけではありません。管理できない電話番号や、他人が勝手に確認コードを見られる環境は避けましょう。
復旧に進む前に公式情報を確認する
信頼済みデバイスや信頼済み電話番号が使えない場合でも、Apple Accountの復旧を試みることはできます。ただし、Apple公式では、アカウント復旧には数日、またはそれ以上かかる場合があり、Appleに問い合わせても待機時間を短縮できないと案内されています。
詳しい手順は状況によって変わるため、この記事では細かく踏み込みすぎず、Apple公式のApple Accountのアカウント復旧ページを確認することをおすすめします。
2ファクタ認証だけに頼らないApple Account防犯設定
Apple Accountの2ファクタ認証は重要ですが、iPhone本体の守りも同じくらい大切です。アカウントと端末の両方を守ることで、乗っ取りや不正利用のリスクを下げやすくなります。
iPhone本体のパスコード・Face IDも見直す
Apple公式では、デバイスを安全に保つ方法として、パスコード、Face ID、Touch ID、Optic IDなどの利用も推奨しています。
2ファクタ認証をオンにしていても、iPhone本体のパスコードが簡単すぎると、端末を手にした相手に設定を見られたり、通知内容を確認されたりする可能性があります。
次のような基本設定もあわせて見直しましょう。
- 推測されにくいパスコードにする
- Face IDまたはTouch IDを有効にする
- ロック画面に表示する通知内容を必要に応じて制限する
- iPhoneを家族や知人と共有している場合は、Apple Accountの操作を本人が理解したうえで行う
盗難デバイスの保護や「探す」は別記事で深掘りする
Apple Accountの2ファクタ認証は、アカウントへの不正アクセス対策です。一方で、iPhone本体を盗まれたときの対策としては、盗難デバイスの保護や「探す」の設定も重要になります。
iPhone全体の危険な設定をまとめて見直したい場合は、iPhone全体の危険な設定もまとめて見直す記事も参考にしてください。
また、盗難時の保護機能を確認したい場合は、盗難デバイスの保護の設定も確認すると、端末側の防犯設定を整理しやすくなります。
家族のiPhoneを確認するときは本人の許可を前提にする
家族のiPhoneで2ファクタ認証を確認するときは、本人の許可を得たうえで、一緒に画面を見ながら進めましょう。
特に、高齢の家族やスマホ操作に不慣れな方の場合、確認コードやパスワードの意味が曖昧なままになっていることがあります。勝手に設定を変えるのではなく、「このコードは他人に教えないもの」「電話番号が古いと復旧時に困ることがある」と説明しながら確認するのが安全です。
よくある質問(FAQ)
Apple IDとApple Accountは違うものですか?
基本的には、同じアカウントとして理解して問題ありません。以前はApple IDと呼ばれていましたが、現在Apple公式ではApple Accountという表記が使われています。検索ではApple IDという旧称も多く使われるため、この記事では両方を補足しています。
2ファクタ認証はオフにできますか?
Apple Account作成時から2ファクタ認証を使っている場合、この追加保護は解除できません。また、新しく有効にした場合も、一定期間を過ぎると解除できない扱いになります。最新の条件はApple公式サポートで確認してください。
確認コードをAppleサポートに聞かれたら教えてよいですか?
教えないでください。Apple公式では、Apple Accountのパスワードや確認コードなどのセキュリティ情報を共有しないよう案内されています。相手がAppleサポートを名乗っていても、電話やSMSで確認コードを伝えるのは避けましょう。
信頼済み電話番号が古い番号のままだと危険ですか?
確認コードを受け取れず、Apple Accountへのサインインや復旧時に困る可能性があります。すでに使っていない番号、解約予定の番号、SMSや電話を受けられない番号が残っている場合は、早めに見直しましょう。
パスキーと2ファクタ認証は同じものですか?
同じものではありません。2ファクタ認証は、パスワードに加えて確認コードなどで本人確認する仕組みです。一方、パスキーはパスワードを使わないログイン方式として使われます。詳しくは、パスキーの仕組みもあわせて確認すると理解しやすくなります。
まとめ:Apple Accountの2ファクタ認証は「オン確認+連絡先確認+コード管理」が大切
この記事では、Apple Accountの2ファクタ認証を確認する方法と、信頼済み電話番号・信頼済みデバイス・確認コードの注意点を解説しました。
- 2ファクタ認証はApple Accountを守る基本設定:パスワードが漏れた場合でも、本人以外がアクセスしにくくするための重要な仕組みです。
ただし、2ファクタ認証だけで完全に安全になるわけではありません。
- iPhoneの設定から状態を確認する:「設定」→自分の名前→「サインインとセキュリティ」から、2ファクタ認証や信頼済み電話番号を確認できます。
画面名が異なる場合は、Apple公式サポートの最新情報も確認してください。
- 信頼済み電話番号は古い番号のままにしない:解約済みの番号や使えない番号が残っていると、確認コードを受け取れないことがあります。
機種変更前や電話番号変更前に見直しておくと安心です。
- 確認コードは他人に教えない:Appleサポートを名乗る電話、SMS、メール、偽サイトで確認コードを求められても教えないでください。
自分でサインイン操作をしていないタイミングで確認コードが届いた場合は、誰かがログインを試みた可能性もあります。
まずは、iPhoneの設定画面で2ファクタ認証がオンになっているか、信頼済み電話番号が今も使える番号になっているかを確認してみてください。Apple Accountは、写真、連絡先、支払い、端末の位置情報などにも関わるため、早めの見直しが防犯対策につながります。






