年金の自動音声詐欺を見分ける方法|日本年金機構を名乗る電話・メールの確認先

  • 公開日:2026/5/27
  • 最終更新日:
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年金の自動音声詐欺を見分ける方法|日本年金機構を名乗る電話・メールの確認先

日本年金機構や年金事務所を名乗る電話で「手続きしないと年金が止まる」と言われると、本物なのか詐欺なのか不安になりますよね。特に自動音声やメールで手続きを急がされる場合は、落ち着いて確認することが大切です。

  • 年金の自動音声電話が本物かどうかを見分けるポイント
  • 日本年金機構を名乗る電話・メール・SMSで注意したい手口
  • マイナンバーカード画像や口座情報を求められたときの確認先

こんな方におすすめの記事です

  • 年金事務所を名乗る自動音声電話を受けて不安になっている方
  • 高齢の親が年金関係の電話やメールに反応していないか心配な方
  • 日本年金機構を名乗るメールやSMSのリンクを開いてよいか迷っている方

本記事では、年金の自動音声詐欺や日本年金機構を名乗る電話・メールの見分け方を、警察庁SOS47や日本年金機構の公式情報をもとにわかりやすく解説します。(専門知識は不要です!)

注:この記事は、年金制度そのものの個別相談や受給資格の判断を行うものではありません。不審な連絡への対応や確認先を整理する防犯記事です。年金制度の詳細は、日本年金機構や年金事務所などの公式窓口で確認してください。


⚠️ 先に結論:自動音声で年金手続きを迫られたら、その場で対応しない

日本年金機構や年金事務所の職員が、自動音声ガイダンスで手続きを迫ったり、マイナンバーカード画像・口座情報・ATM操作を求めたりすることはありません。不安でも、相手が案内した番号への折り返しやメール内リンクの操作は避け、公式窓口から確認しましょう。

年金の自動音声電話は本物?まず確認したい結論

年金関係の電話で最初に確認したいのは、自動音声で手続きを急がされていないかです。警察庁SOS47は、2026年5月1日に「日本年金機構や年金事務所を名乗る詐欺に注意!」として、自動音声ガイダンスを使った不審な電話への注意を呼びかけています。

警察庁SOS47の注意喚起では、日本年金機構や年金事務所の職員は、自動音声ガイダンスを使って連絡することはないと案内されています。

自動音声で「年金が止まる」は詐欺を強く疑う

不審な電話では、「書類の提出確認が取れないため、手続きしないと年金の支給が止まる」といった自動音声が流れ、ダイヤル操作や折り返し電話を指示する手口が確認されています。

年金が関係すると不安になりやすいですが、自動音声で支給停止を告げられたからといって、その場で番号を押したり折り返したりしないことが大切です。

マイナンバーカード画像・口座情報・ATM操作を求められたら応じない

警察庁SOS47は、日本年金機構や年金事務所の職員が、マイナンバーカード画像の提出、口座番号や振込先などの個人情報の聞き出し、銀行振込やATM操作の案内をすることはないと説明しています。

次のような内容が出た場合は、年金関係を名乗っていても対応を止めましょう。

その場で対応しない危険サイン

  • 自動音声で年金の支給停止や手続き不備を告げられる
  • マイナンバーカードの表面・裏面画像を送るよう求められる
  • 口座番号、振込先、クレジットカード番号、暗証番号を聞かれる
  • ATMに行くよう指示される
  • メールやSMSのリンクから本人確認をするよう促される

不安でも折り返し番号やメール内リンクは使わない

相手が案内した電話番号や、メール・SMSに書かれたリンクは、偽の窓口につながる可能性があります。確認するときは、検索結果や公式サイトから日本年金機構のページを開き、そこに掲載されている窓口を使いましょう。

年金に関する一般的な問い合わせは、日本年金機構公式のねんきんダイヤルでも案内されています。番号は公式ページで確認し、メールや電話で案内された番号をそのまま使わないようにしてください。

日本年金機構を名乗る電話・メールで確認されている手口

年金名目の詐欺は、電話だけでなく、メール・SMS・偽サイトへの誘導でも確認されています。ここでは、公式情報で注意喚起されている代表的な手口を整理します。

「手続きしないと年金の支給が止まる」と迫る自動音声

警察庁SOS47の注意喚起では、令和7年度に、ねんきんダイヤル等へ寄せられた不審な電話・メールの問い合わせ件数が合計3,027件あったとされています。そのうち不審な電話は2,349件、不審なメールは678件です。

特に、自動音声ガイダンスで「手続きしないと年金の支給が止まる」などと流し、ダイヤル操作や折り返し電話を指示するものは、令和7年度に1,633件確認されています。

数字を見ると、自動音声型の手口は一時的な話題ではなく、実際に問い合わせが多い手口だと分かります。ただし、個別の電話が詐欺かどうかは、相手の指示に従わず公式窓口で確認することが前提です。

マイナンバー情報未登録を装って画像提出を求めるメール

日本年金機構公式の不審メール・SMSに関する案内では、マイナンバー情報の登録が未完了、または最新の本人確認情報と一致しないなどとして、マイナンバーカード画像の提出を促す偽メールへの注意が呼びかけられています。

マイナンバーカードの画像は、個人情報のかたまりです。メールやSMSのリンク先で、カードの表面・裏面を撮影して送るよう求められた場合は、すぐに操作を止めましょう。

不足書類・控除証明書・支払いを口実にした偽メール

日本年金機構を装ったメールでは、不足書類の提出、社会保険料控除証明書の発行手続き、国民年金保険料の未納、財産差し押さえなどを口実にする例も案内されています。

「すぐに対応しないと不利益がある」と感じさせる文面ほど、落ち着いて確認が必要です。特に、支払い・本人確認・画像提出・口座情報の入力を求める内容は、公式ページを自分で開いて確認してください。

本物か迷ったときの見分け方チェックリスト

年金関係を名乗る連絡は、見た目や名乗りだけで判断しないことが大切です。電話・メール・URLの3つに分けて確認すると、危険サインに気づきやすくなります。

電話で確認する危険サイン

電話の場合は、「誰を名乗ったか」よりも「何を求めてきたか」を確認しましょう。日本年金機構や年金事務所を名乗っていても、次のような内容があれば警戒が必要です。

危険度が高い電話

自動音声で年金の支給停止を告げる、番号を押すよう求める、折り返し電話を指示する、口座情報やカード情報を聞く、ATMに行くよう促す連絡です。

確認時の基本対応

その場で答えず、電話を切ります。その後、自分で公式サイトを開き、年金事務所やねんきんダイヤルなど公式に掲載された窓口で確認します。

知らない番号からの電話全般の調べ方は、関連記事の知らない電話番号の安全な調べ方でも詳しく解説しています。

メール・SMSで確認する危険サイン

メールやSMSでは、表示名だけで本物と判断しないようにしましょう。送信元名が「日本年金機構」に見えても、実際の送信元アドレスやリンク先が偽装されている場合があります。

特に、次の内容がある場合は注意してください。

  • マイナンバーカード画像のアップロードを求める
  • 口座番号や暗証番号の入力を求める
  • キャッシュレス決済サイトや不審な支払いページに誘導する
  • 存在しない部署名や不自然な日本語が使われている
  • 「期限切れ」「差し押さえ」「支給停止」などで急がせる

nenkin.go.jpに見えても確認したいURLの見方

日本年金機構公式は、不審なメール・SMSへの注意点として、リンク先URLの確認も案内しています。特に、nenkin.go.jpの後ろが/になっているかを確認することが大切です。

たとえば、正規の日本年金機構サイトはhttps://www.nenkin.go.jp/のような形です。一方で、nenkin.go.jp.example.comのように、go.jpの後ろが/ではなく別の文字列につながっている場合は、見た目が似ていても別サイトの可能性があります。

⚠️ URL確認に自信がない場合はリンクを開かない

スマホ画面ではURL全体が見えにくいことがあります。少しでも不安がある場合は、メール内リンクを押さず、ブラウザや検索から日本年金機構の公式サイトを開いて確認しましょう。

電話やメールを受けた直後にやること・やらないこと

不審な電話やメールを受けた直後は、早く解決したくなります。しかし、詐欺の多くは「急がせる」ことで冷静な判断を奪おうとします。まずは、やらないことを決めておきましょう。

その場で押さない・答えない・折り返さない

自動音声で「1を押してください」「この番号に折り返してください」と言われても、その場で操作しないでください。メールやSMSの場合も、リンクを開いたり、添付ファイルを開いたりしないことが基本です。

  1. 電話なら、案内の途中でも切る
  2. メールやSMSなら、リンクを開かず画面を閉じる
  3. 相手が案内した番号ではなく、公式サイトで確認した窓口を使う

この3つだけでも、被害につながる可能性を下げやすくなります。

公式窓口で確認する手順

年金に関する内容が本当に必要な手続きか確認したい場合は、公式窓口を自分で探して確認します。日本年金機構公式サイトには、年金相談に関する一般的な問い合わせ先としてねんきんダイヤルが掲載されています。

ステップ1:電話やメールにはその場で反応しない
ステップ2:日本年金機構の公式サイトを自分で開く
ステップ3:公式ページに掲載された窓口番号を確認する
ステップ4:基礎年金番号や通知書など、必要な情報を手元に用意する
ステップ5:公式窓口に「この電話・メールは本物か」を確認する

問い合わせ時には、基礎年金番号や通知書に記載された照会番号が必要になる場合があります。ただし、電話をかけてきた相手にその場で番号を伝えるのではなく、公式窓口へ自分から確認するのが安全です。

不安が残るときの相談先は#9110や188

「犯罪かどうか分からないけれど不安」「親が個人情報を伝えたかもしれない」という場合は、警察相談専用電話の#9110も選択肢です。政府広報オンラインでは、#9110は犯罪や事故に当たるのか分からない場合などに、警察へ相談できる全国共通の電話番号として案内されています。

#9110と110番の違いは、関連記事の#9110と110番の使い分けでも解説しています。緊急で警察官に来てほしい状況なら110番、緊急性はないけれど不安がある場合は#9110を検討しましょう。政府広報の案内は警察相談専用電話「#9110」のページでも確認できます。

契約や支払い、消費者トラブルとして相談したい場合は、消費者庁が案内する消費者ホットライン188もあります。188は、身近な消費生活センターや相談窓口につながる番号です。

高齢の親が電話に出てしまったときに家族が確認すること

高齢の親が年金関係を名乗る電話に出た場合、まずは責めずに事実確認をしましょう。本人も不安になっていることが多いため、「何をしたか」を順番に確認するのが大切です。

まず聞き取るべき5項目

家族が確認するときは、次の5項目をメモしながら聞くと整理しやすくなります。

親に確認したい5項目

  • 電話番号や表示名は残っているか
  • 相手はどの組織名や部署名を名乗ったか
  • 年金停止、還付金、マイナンバーなど何を言われたか
  • 自動音声で番号を押したか、折り返し電話をしたか
  • 氏名、住所、口座情報、カード情報、マイナンバー画像などを伝えたか

一般的な電話防犯設定や、家族でできる対策は、関連記事の高齢の親を守る電話の防犯設定も参考になります。

個人情報や画像を送った可能性がある場合の初動

マイナンバーカード画像、口座情報、クレジットカード番号、暗証番号などを伝えた可能性がある場合は、早めに関係窓口へ相談してください。年金の連絡内容そのものは年金事務所やねんきんダイヤル、詐欺の不安は警察相談専用電話#9110、契約や金銭トラブルの不安は188が相談先の候補になります。

すでに金銭を送った、相手が家に来ると言っている、身の危険を感じるなど緊急性がある場合は、#9110ではなく110番を検討してください。

再発防止として家族で決めておくルール

一度不審な電話が来た家庭には、別の名目で再び連絡が来る可能性もあります。細かい知識を覚えるよりも、家族でシンプルなルールを決めておく方が続けやすいです。

  • 年金・銀行・役所を名乗る電話は、その場で対応しない
  • 自動音声で番号を押すよう言われても押さない
  • マイナンバーカードや通帳の画像は送らない
  • 不安な電話は、家族に相談してから公式窓口で確認する
  • メールやSMSのリンクから手続きしない

「怪しいと思ったら相談して」と言うだけでなく、「年金の電話は一度切ってから家族に連絡する」と具体的に決めると、親も行動しやすくなります。

似た手口と混同しやすいポイント

年金を名乗る詐欺は、還付金詐欺や給付金詐欺、国際電話、LINE登録への誘導など、他の手口と組み合わされることがあります。名前が少し違っても、求められている行動で判断しましょう。

還付金・給付金・ATM誘導も同じく危険サイン

「保険料の納めすぎによる還付金がある」「給付金が戻る」などと言って、ATMへ行くよう指示する手口も確認されています。年金や保険料という言葉が出ると本物に感じるかもしれませんが、ATM操作で年金や還付金の手続きをするという案内は疑ってください。

国際電話番号やLINE登録を求める連絡にも注意

見慣れない国際電話番号や、LINE登録を求める連絡も注意が必要です。日本年金機構を名乗っていても、個人情報の入力や別アプリへの誘導が目的になっている場合は、その場で対応しないようにしましょう。

特にスマホでは、通知やリンクが自然に見えることがあります。公式アプリや公式サイトに見せかけた偽ページもあるため、メールやSMSのリンクからではなく、自分で公式サイトを開く習慣を持つことが大切です。

年金制度の相談と詐欺相談は分けて考える

年金制度そのものの相談と、詐欺かもしれない不安は、相談先を分けて考えると整理しやすくなります。

状況主な確認先確認する内容
年金の通知や手続きが本物か確認したい日本年金機構・年金事務所・ねんきんダイヤル実際に必要な手続きか、通知内容が正しいか
詐欺かもしれない電話やメールで不安警察相談専用電話#9110犯罪被害の不安、今後の対応
支払いや契約、消費者トラブルが心配消費者ホットライン188消費生活相談窓口への相談
今まさに相手が来る、金銭を渡しそう110番緊急の事件・事故としての通報

迷った場合でも、相手が案内した連絡先を使わないことが基本です。公式サイトや公的機関の案内から、自分で確認先を探しましょう。

よくある質問(FAQ)

年金事務所から自動音声で電話が来ることはありますか?

警察庁SOS47の注意喚起では、日本年金機構や年金事務所の職員が自動音声ガイダンスで連絡することはないと案内されています。自動音声で年金の支給停止や手続きを迫られた場合は、詐欺を強く疑い、その場で操作しないでください。

「手続きしないと年金が止まる」と言われたらどうすればいいですか?

まず電話を切り、相手が案内した番号には折り返さないでください。その後、日本年金機構の公式サイトや年金事務所、ねんきんダイヤルなど、自分で確認した公式窓口から事実確認をします。

マイナンバーカードの画像提出を求めるメールは本物ですか?

日本年金機構や年金事務所の職員が、マイナンバーカード画像の提出を依頼することはないと注意喚起されています。メールやSMSのリンクを開かず、公式窓口で確認してください。

メールの送信元が日本年金機構に見えれば安全ですか?

表示上の送信元は偽装される場合があります。送信元アドレス、電子署名、リンク先URLを確認し、不安がある場合はリンクを開かず、日本年金機構の公式サイトを自分で開いて確認しましょう。

すでに親が電話に出てしまった場合はどうすればいいですか?

押した番号、折り返しの有無、伝えた情報、開いたリンク、送った画像の有無を確認しましょう。個人情報や金銭が関係する場合は、年金事務所、#9110、188などに早めに相談してください。

まとめ:年金の自動音声詐欺は「その場で対応しない」が基本

この記事では、年金の自動音声詐欺や日本年金機構を名乗る電話・メールの見分け方を解説しました:

  • 自動音声で年金手続きを迫る電話は危険サイン:日本年金機構や年金事務所の職員が、自動音声ガイダンスで連絡することはありません。

    「年金が止まる」と言われても、番号を押したり折り返したりせず、いったん電話を切りましょう。

  • マイナンバーカード画像や口座情報は送らない:メールやSMSで本人確認を急がされても、画像提出や口座情報の入力には応じないことが大切です。

    リンク先が本物に見えても、公式サイトを自分で開いて確認してください。

  • 確認は相手が案内した番号ではなく公式窓口から行う:ねんきんダイヤル、年金事務所、警察相談専用電話#9110、消費者ホットライン188など、状況に応じて相談先を選びましょう。

    年金制度の確認と、詐欺の不安に関する相談は分けて考えると整理しやすくなります。

  • 高齢の親には具体的な家庭内ルールを共有する:「年金の電話はその場で対応しない」「メールのリンクを押さない」「困ったら家族に相談する」と決めておくと、被害防止につながります。

    知識を細かく覚えるより、迷ったときの行動を決めておくことが大切です。

年金に関係する連絡は、不安を感じやすいテーマです。だからこそ、相手の言葉に急かされず、公式窓口で確認する流れを家族で共有しておきましょう。

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