118番とは?海上保安庁への通報方法・使う場面・110番/119番との違い

  • 公開日:2025/2/6
  • 最終更新日:
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118番とは?海上保安庁への通報方法・使う場面・110番/119番との違い

⛵「118」とは?海の事件・事故を海上保安庁へ知らせる緊急通報番号

「118」は、海上保安庁への緊急通報用3桁番号です。海難事故、人身事故、不審船、油の流出など、海上や沿岸で起きた事件・事故を通報するときに使います。

海で人が流された、船が転覆しそう、不審な船を見た、海に油が広がっているといった場合は、迷わず118番に通報してください。スマートフォンから通報する場合は、できるだけGPSをオンにして、場所を口頭でも伝えましょう。

⛵ 118番サービスの基本概要

  • 管轄機関:海上保安庁
  • 対応範囲:海上・沿岸部での事件、事故、救助要請、不審船、海洋汚染など
  • 利用料金:携帯電話会社の特番案内では、118番は無料の緊急通報として掲載されています。ただし、端末の利用停止中や一部サービスでは利用条件が異なる場合があります。
  • 対応時間:24時間365日対応

公式情報は、海上保安庁の118番案内でも確認できます。

118番は、警察の110番、消防・救急の119番と同じように、緊急時に使うための番号です。陸上の事件・事故は110番または119番、海上や沿岸での事件・事故は118番、と覚えておくと判断しやすくなります。

🚨 118番に通報すべき緊急ケース

118番は、海での人命救助、船舶事故、不審船、密漁・密輸・密航の疑い、油の流出などを見つけたときに使う番号です。

🆘 海難事故・人命救助

⚠️ 最優先で通報すべき事案

  • 人が海に落ちた・溺れている
  • 船が転覆しそう・浸水している
  • 船舶同士が衝突した
  • エンジン故障で漂流している
  • 磯場や防波堤などで人が孤立している

🏥 海上での急病・けが

  • 船上で急病人や重傷者が出た
  • 意識不明者や心肺停止が疑われる人がいる
  • 海上で医療機関への搬送が必要な状況になった

🔍 不審船・違法行為・海洋汚染

🛡️ 海上の事件・不審な動き

  • 国籍不明・不審な船舶を見つけた
  • 密漁・違法操業の疑いがある
  • 密輸・密航の疑いがある
  • 漂流・漂着した不審な木造船を見つけた

🌊 海洋環境に関する通報

  • 油の流出を見つけた
  • 海に有害物質が流れている疑いがある
  • 大量の廃棄物が海へ投棄されている

🤔 通報すべきか迷った場合

人命に関わるおそれがある、船の安全に関わる、海上の事件・事故かもしれないと感じた場合は、118番に通報してください。反対に、海と関係のない陸上の事件・事故や急病は、110番または119番を使います。

📞 118番の正しい通報方法

通報時は「いつ、どこで、何があったか」を落ち着いて伝えることが大切です。場所が曖昧なときは、港名、灯台、島、防波堤、海岸名、見える建物などを手がかりに伝えましょう。

📱 STEP 1:118番にダイヤル

固定電話、公衆電話、携帯電話、スマートフォンなどから「118」をダイヤルします。海上でスマートフォンを使う場合は、できるだけGPSをオンにしてから通報してください。

利用できる主な電話:固定電話、公衆電話、携帯電話、船舶電話など。一部IP電話や特殊な電話サービスでは、直接118番にかけられない場合があります。

🎧 STEP 2:海上保安庁の運用司令センターにつながる

118番に通報すると、海上保安庁の運用司令センターにつながります。通報を受けた海上保安官が、事件・事故の場所や状況を確認します。

📋 STEP 3:状況を正確に伝える

🔍 伝えるべき重要情報

  • いつ:発見した時刻、事故が起きた時刻
  • どこで:港名、海岸名、灯台・島・橋からの方角や距離、GPS座標など
  • 何があったか:転覆、漂流、海中転落、不審船、油の流出など
  • 人数・負傷者:関係者の人数、けが人や行方不明者の有無
  • 船舶情報:船の種類、大きさ、色、船名、見える特徴
  • 現在の状況:波の高さ、風、視界、現場が動いているか
  • 通報者情報:氏名、連絡先、現在地

🛥️ STEP 4:必要に応じて巡視船艇や航空機が出動

救助が必要な場合は、海上保安庁が巡視船艇やヘリコプターなどを現場へ向かわせます。状況によっては、警察・消防・医療機関とも連携します。

💬 通報時のコツ

🎯 まず場所を伝える

海では住所が使えないため、場所の情報が救助の手がかりになります。

📍 GPSと目標物を併用

GPS座標だけでなく、港・灯台・島・橋・海岸名なども伝えましょう。

🔄 状況が変わったら再連絡

船が流されて位置が変わった、負傷者が増えたなど、変化があれば追加で伝えます。

📹 Live118・NET118も知っておきたい

海上保安庁では、118番通報を補助する仕組みとして、映像で現場の状況を伝えられるLive118と、聴覚や発話に障がいのある方向けのNET118も運用しています。

  • Live118:海上保安庁が必要と判断した場合、通報者のスマートフォンから現場映像を送信できます。
  • NET118:聴覚や発話に障がいのある方が、スマートフォンなどの入力操作で緊急通報できるサービスです。利用には事前登録が必要です。

詳しくは、政府広報オンラインの118番解説を確認してください。

🔄 118番・110番・119番の使い分け

判断に迷ったら、まず「海上・沿岸の事件事故か」「陸上の事件事故か」「火災や急病か」で分けると考えやすくなります。

緊急番号管轄機関対応範囲主な事案
110番警察陸上の事件・事故犯罪、交通事故、不審者、行方不明など
119番消防・救急火災・救急・救助火災、急病、けが、救急搬送など
118番海上保安庁海上・沿岸の事件・事故海難事故、不審船、油の流出、密漁・密輸・密航の疑いなど

🎯 番号選びの目安

🌊 海上・沿岸で発生 → 118番

船、港、海岸、磯、防波堤、沖合などで起きた事件・事故は118番です。

🏠 陸上の事件・事故 → 110番または119番

事件・事故なら110番、火災・急病・けがなら119番です。

🤝 複数機関が関わりそうな場合

まず最も緊急性が高い番号に通報してください。必要に応じて関係機関へ連携されます。

💭 緊急性が低い相談の場合

明らかな緊急事態ではない場合は、相談用の番号や各機関の一般窓口を使う選択肢もあります。

  • #9110:緊急性のない警察相談
  • #7119:救急車を呼ぶべきか迷うときの救急相談。実施地域が限られるため、地域の案内も確認してください。
  • 各地方海上保安本部:緊急通報ではない海上保安庁への相談

🛥️ 118番通報後の海上保安庁の対応

118番通報を受けた海上保安庁は、場所や状況を確認し、救助が必要な場合は巡視船艇や航空機などを現場に向かわせます。

対応の流れ

📞 1. 通報受理

海上保安庁の運用司令センターで通報を受けます。

📊 2. 状況確認

場所、事故内容、人数、負傷者、船舶情報などを確認します。

⛵ 3. 救助部隊の出動

必要に応じて巡視船艇、航空機などが現場へ向かいます。

🤝 4. 関係機関との連携

状況により警察、消防、医療機関などと連携します。

🛡️ 主な対応内容

🛩️ 航空救助

ヘリコプターなどによる上空からの捜索・救助

⛵ 海上救助

巡視船艇による人命救助や船舶救援

🏥 医療連携

応急対応や医療機関への搬送支援

🔍 捜査・取締

海上犯罪や違法行為の確認・取締

⚠️ 118番利用時の注意点

🚨 絶対に避けるべき行為

❌ いたずら・虚偽通報

いたずらや虚偽通報は、本当に救助が必要な人への対応を遅らせるおそれがあります。悪質な場合は、法的責任を問われる可能性もあります。

❌ 推測だけで断定する

「密輸だと思う」などと断定せず、見た事実を落ち着いて伝えましょう。例:「夜間に無灯火の船が近づいている」「油のようなものが広がっている」など。

❌ 無理な救助に入る

危険な場所へ自分で近づくと、二次災害につながるおそれがあります。安全な場所から通報し、指示を待ちましょう。

✅ 安全で効果的な通報のために

📍 位置情報をできるだけ正確に

海では住所が使えないため、GPS座標や目標物からの方角・距離が重要です。

🔄 通報後も連絡が取れる状態にする

海上保安庁から折り返し確認が入る場合があります。電話の電源を切らず、電波が届く場所を確保しましょう。

🤝 複数人で見ている場合は役割分担

一人が通報し、別の人が場所や状況を確認するなど、安全な範囲で情報を整理しましょう。

🎯 118番を知っておくべき人

⚓ 海事関係者

  • 漁業従事者:漁船、養殖業者、漁港関係者
  • 海運業者:商船、フェリー、貨物船の関係者
  • 港湾関係者:港湾労働者、船舶代理店、倉庫業者
  • 船舶操縦者:船長、航海士、機関士、プレジャーボート利用者

🏄 マリンレジャー利用者

  • マリンスポーツ:サーフィン、ダイビング、ウインドサーフィン
  • 釣り愛好者:海釣り、船釣り、磯釣り
  • ボート・ヨット:プレジャーボート、セーリング
  • 海水浴・海岸利用者:海水浴、潮干狩り、海辺のレジャー

🏘️ 沿岸地域の住民・事業者

  • 海岸沿いの住民:海が近い地域に住む人
  • 観光業関係者:海辺の宿泊施設、観光施設、飲食店
  • 教育関係者:臨海学校や海洋教育に関わる人
  • 海岸の管理者:ライフセーバー、海水浴場管理者、監視員

👨‍👩‍👧‍👦 家族・地域で共有しておく

海へ行く機会がある家庭では、家族全員が118番を知っておくと安心です。高齢者や子どもにも、海の事件・事故は118番、陸の事件・事故は110番、火災・急病は119番と伝えておくと、緊急時に迷いにくくなります。

🔗 通信手段と位置情報の注意点

📱 海では複数の通信手段を考えておく

海上では、携帯電話の電波が届きにくい場所があります。沖合に出る場合や船舶を利用する場合は、携帯電話だけでなく、船舶用無線や救命設備も含めて備えておくことが大切です。

  • 携帯電話・スマートフォン:沿岸部や基地局の届く範囲で利用
  • 船舶用無線:船舶で使われる通信手段
  • 衛星電話:遠洋など携帯電話が届きにくい場所での通信手段
  • EPIRB:遭難時に位置情報を知らせる緊急位置指示無線標識

🔒 184・非通知設定と位置情報

緊急通報では、発信場所の情報が救助に大きく関わります。携帯電話から110番・118番・119番に通報すると、対応機種や通信環境に応じて位置情報が通知される仕組みがあります。

ただし、通話ごとに「184」を付けて緊急通報した場合、位置情報が通知されない場合があります。一方で、緊急通報受理機関が人命保護などのために必要と判断した場合は、位置情報を取得することがあります。

💡 実用上の結論:118番へ通報するときは、184を付けず、GPSをオンにし、口頭でも現在地や目標物を伝えるのが安全です。位置情報の仕組みについては、携帯電話会社の緊急通報位置通知の案内も参考になります。

❓ 118番に関するよくある質問

118番はどんなときに使いますか?

海上や沿岸で、海難事故、人身事故、不審船、密漁・密輸・密航の疑い、油の流出などを見つけたときに使います。

118番と119番の違いは何ですか?

118番は海上保安庁につながる海の事件・事故用の番号です。119番は消防・救急につながり、火災や急病、けがなどに対応します。

118番にかけるとき、184を付けてもいいですか?

おすすめしません。184を付けると位置情報が通知されない場合があります。救助を早めるため、184を付けずに通報し、現在地を口頭でも伝えてください。

通報するか迷った場合はどうすればいいですか?

人命に関わるおそれがある、船の安全に関わる、不審船や油の流出など海上の事件・事故かもしれない場合は118番に通報してください。緊急性のない相談は、各地方海上保安本部などの一般窓口を確認しましょう。

📋 まとめ:海の事件・事故は118番へ

覚えておくべきポイント

⛵ 基本機能

118番は海上保安庁への緊急通報番号

🆘 対応範囲

海難事故、不審船、油の流出など海上・沿岸の事件事故

📍 通報時の要点

「いつ・どこで・何があったか」を落ち着いて伝える

🎯 使い分け

海は118番、陸の事件事故は110番、火災・救急は119番

🌊 海へ行く前に118番を覚えておこう

海での事故は、場所の特定が難しく、時間が経つほど救助が難しくなることがあります。海に出かける人、釣りやマリンレジャーを楽しむ人、沿岸地域で暮らす人は、118番を覚えておきましょう。

通報時は184を付けず、GPSをオンにし、現在地をできるだけ具体的に伝えることが大切です。海の事件・事故を見つけたら、海上保安庁の118番へ通報してください。

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