110番とは?緊急時の正しい使い方と#9110・119番との違い
110番は、事件・事故などで「今すぐ警察官に来てほしい」ときに使う緊急通報番号です。
迷ったときは、身の危険がある・事件や事故が起きている・けが人がいる場合は110番を優先してください。
緊急性のない相談は#9110、火災や救急は119番、海での事件・事故は118番が基本です。
110番とは何か?基本的な仕組み
110番は、事件・事故などの緊急時に警察へ通報するための番号です。
通報は都道府県警察の通信指令室などで受け付けられ、必要に応じて警察官やパトカーが現場へ向かいます。
110番の基本情報
- 対応機関:都道府県警察の通信指令室・警察本部など
- 対応内容:事件・事故・不審者・身の危険がある状況
- 利用料金:無料
- 対応時間:24時間・年中無休
110番は、相談窓口ではなく緊急通報用の番号です。
「警察官にすぐ現場へ来てほしいかどうか」を判断基準にすると、使い分けしやすくなります。
公式情報を確認したい場合は、
警視庁の110番案内
も参考になります。
110番に通報すべき状況
事件・事故が今起きている、身の危険がある、警察官にすぐ来てほしい場合は110番に通報します。
一方で、緊急性のない相談や問い合わせは#9110を利用しましょう。
🚨 すぐに110番を
- 強盗、窃盗、ひったくりなどの事件を目撃した
- 交通事故が起きた
- 暴力事件、ケンカ、脅迫などが起きている
- 不審者の侵入、つきまとい、ストーカー被害で危険を感じる
- 緊急性のある行方不明や迷子を発見した
- その他、生命や身体に危険がある
📞 相談は#9110を
緊急ではない警察への相談は、
#9110警察相談専用電話
を利用します。
#9110は都道府県警察の相談窓口につながる番号で、受付時間は地域により異なります。
通話料は利用者負担です。
- 近隣トラブルの相談
- 詐欺かもしれない電話やメールの相談
- ストーカー被害を受ける前の不安相談
- 落とし物や手続きに関する問い合わせ
#9110の詳しい内容は、
政府広報オンラインの案内
でも確認できます。
110番と#9110の使い分け
| 状況 | 使う番号 | 判断の目安 |
|---|---|---|
| 事件・事故が今起きている | 110番 | 警察官にすぐ来てほしい |
| 身の危険を感じる | 110番 | 被害が進行中、または差し迫っている |
| 緊急ではない相談 | #9110 | 今すぐ出動が必要な状況ではない |
| 火災・急病・けが | 119番 | 消防車・救急車が必要 |
110番への正しい通報方法
110番では、係員の質問に落ち着いて答えることが大切です。
住所が分からない場合は、近くの店舗、交差点、駅、建物名など目印を伝えましょう。
落ち着いて110番をダイヤル
慌てずに「1-1-0」を押します。通話中は警察の質問に沿って、分かる範囲で答えてください。
何があったかを簡潔に伝える
「交通事故です」「強盗を見ました」「不審者がいます」など、最初に状況を短く伝えます。
どこで起きたかを伝える
住所、道路名、交差点、近くの店舗、建物名、階数などを伝えます。現在地が不明な場合は周囲の看板や目印を確認しましょう。
いつ起きたかを報告する
「今起きています」「5分前です」「30分ほど前です」など、分かる範囲で伝えます。
けが人や犯人の特徴を伝える
けが人の有無、被害状況、犯人の人数・服装・逃げた方向・車のナンバーなど、覚えている情報を伝えます。
名前と連絡先を伝える
氏名、電話番号を伝え、警察からの指示に従います。安全な場所に移動できる場合は、無理をせず身の安全を優先してください。
その他の重要な3桁番号
110番は警察への緊急通報です。
火災・救急・海上事故・消費者トラブルでは、別の番号を使う場面があります。
番号ごとの公式情報
- 119番は、消防車・救急車が必要な場合の緊急通報です。詳しくは総務省消防庁の119番案内をご確認ください。
- 118番は、海上での事件・事故の緊急通報番号です。詳しくは海上保安庁の118番案内をご確認ください。
その他の3桁番号について詳しくは、
3桁番号完全ガイド
をご覧ください。
緊急時の安全対策とコツ
緊急時は、正確な情報を伝えることと、自分の安全を守ることの両方が大切です。
無理に現場へ近づかず、安全な場所から通報してください。
📱 携帯電話からの注意点
- 現在地を口頭で伝えられるよう、周囲の目印を確認する
- 電池残量が少ない場合は、要点を先に伝える
- 携帯電話緊急通報の仕組みを理解しておく
🏠 自宅での準備
- 住所を正確に言えるようにしておく
- 目印となる建物や交差点を把握する
- 家族と緊急時の対応を話し合っておく
🚗 外出時の準備
- 駅名、交差点名、店舗名など現在地の目印を確認する
- 危険がある場合は、距離を取って安全を確保する
- 緊急時対応マニュアルを参考にする
184非通知と110番の関係
184を付けた緊急通報では、扱いに注意が必要です
184非通知を付けて110番・118番・119番に発信した場合、
位置情報などは原則として通知されません。
ただし、緊急通報を受けた機関が人命の保護などの理由で必要と判断した場合、
位置情報を取得することがあります。
そのため、緊急時は匿名性を優先するよりも、現在地や状況を正確に伝えることが大切です。
詳しい仕組みは、
184を付けても特定される理由
と、
NTTドコモの緊急通報位置通知の案内
も参考にしてください。
高齢者の方へ:安全な110番利用法
📝 事前準備のおすすめ
- メモの準備:住所、氏名、電話番号を書いた紙を電話の近くに置く
- 練習:家族と一緒に、何を伝えるか確認しておく
- 相談窓口:緊急でない相談は#9110番を利用する
- 地域連携:近所の方、民生委員、地域の公的サービスとの連携を大切にする
110番でよくある質問
110番につながらない時はどうすればいいですか?
通信障害や災害などで110番につながらない場合は、周囲の人に助けを求める、別の携帯会社の電話や固定電話・公衆電話を使う、近くの警察署・交番に直接行くなどの方法を検討してください。
危険が迫っている場合は、まず安全な場所へ移動しましょう。
間違えて110番にかけた場合はどうすればいいですか?
すぐに切らず、間違いであることを伝えてください。
無言で切ると、警察が緊急事案の可能性を確認する必要が出てしまうことがあります。
交通事故は物損だけでも110番が必要ですか?
交通事故が起きた場合は、けが人の有無を確認し、必要に応じて119番にも連絡します。
物損事故でも、警察への届出が必要になるため、現場で110番または最寄りの警察署に連絡しましょう。
声で通報できない場合はどうすればいいですか?
聴覚や言語に障害がある方など、音声での通報が難しい場合は、各都道府県警察が案内している110番アプリ、FAX110番、メール110番などの利用を確認してください。
利用方法は地域によって異なるため、平時に住んでいる地域の警察公式サイトで確認しておくと安心です。
まとめ:110番を正しく活用しよう
110番は、事件・事故などで警察官にすぐ来てほしい時の緊急通報番号です。
身の危険がある、事件や事故が進行中、けが人がいるといった場合は、ためらわず110番を利用してください。
一方で、緊急ではない警察相談は#9110、火災や救急は119番、海での事件・事故は118番が基本です。
日頃から
公的サービス
の使い分けを確認しておくと、いざという時に落ち着いて行動できます。











